2007/6/20
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お芝居めるまが「シアターリーグ」
Vol.252
http://www.moon-light.ne.jp/
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1899年の今日は、日本率先活動大写真「芸者の手踊り」が
邦画として初めて興行が打たれ、歌舞伎座で公開された日です。
この作品は、銀座や日本橋の風景や芸者を写した記録映画だったそうで、
劇映画(芝居の映画)として日本で初めて封切られたのは、
同年の「ピストル強盗清水定吉」と言われています。
当初はもちろん映画館などありませんから、
映画は劇場(芝居小屋)などで上映されていました。
日本初の映画専門劇場は浅草の電気館で、4年後の1903年に作られています。
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演劇ニュース
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今週の
舞台・演劇用語
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「アリーナ・ステージ」(arena stage)
客席と舞台の仕切りがない、フリーな形式の劇場を
「オープン・ステージ」と言いますが、
その中でも舞台を取り囲むような客席のある作りを
「アリーナ・ステージ」と呼びます。
アリーナ・ステージは客席の中央に舞台がある感じですし、
あらゆる角度から観劇されますので、大掛かりな舞台装置はセットできず、
かなり限られた演出の下でのみ使われる劇場の形式です。
英語では「arena theater(アリーナ・シアター)」で
「円形劇場」を意味しますが、
「arena」の語源はラテン語で、
競技場や闘技などの「競争する場所」といった意味を表します。
劇場においては「舞台と客席が近い」ということが、
観る側の真剣さを問われると共に、
出演者にとっても緊張感のある距離ですので、
「出演者と観客の戦い」という感じですね。
日本で「アリーナ」と言うと、
球場などの大きな会場で特設された良い席を指しても使われますが、
舞台と近いことから派生して使われるようになったのではないでしょうか。
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あとがき
宮藤官九郎
脚本、阿部サダヲ主演の映画「
舞妓Haaaan!!!
」が
先週末の興収ランキングで「パイレーツ・オブ・カリビアン」に次ぐ2位と、
かなり幸先の良いスタートを切っています。
公開初日から2日間の興行収入は2億円以上で、
これは一昨年の大ヒット作「ALWAYS 三丁目の夕日」を超える出足とのこと。
宮藤官九郎は演劇ファン以外にも知られる有名な戯曲家となりましたが、
クドカン脚本だから、と映画が大ヒットした事はなかったと思いますし、
それに映画スター・・・とは言い難い(失礼)阿部サダヲの主演作。
舞妓Haaaan!!!のいきなりの人気はちょっと驚きでもあり、
洋邦の大作映画を差し置いてこのヒットですから、本当に凄いと思います。
日本は、あらゆるジャンルでスターシステムが重要視され、
プロデュースする側もそこをメインに推してきた感が強いですが、
少しずつ世の中は変わってきたのかもしれませんね。
ネットが普及し、個人でも情報を発信することが増えた現在、
口コミの威力は以前の比ではありませんものね。
「舞妓Haaaan!!!」も、そろそろ鑑賞者の口コミ情報がネットに出始め、
それが今後のすう勢に大きく影響しそうな気がします。
元々、じわじわと口コミで人気が広がると言われるクドカン作品。
今後の展開も気になるところです。
kantaro
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