2006/12/6

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」  
Vol.224               http://www.moon-light.ne.jp/
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今日はシンフォニー記念日。
1914年の今日、山田耕作作曲の日本初となる和製交響曲
「勝鬨と平和」(かちどきと平和)が帝国劇場で初演されました。

「赤とんぼ」「兎のダンス」のように誰もが知っている童謡から、
交響曲・軍歌・校歌など、多くの楽曲を残した山田耕作。
日本で本格的なオペラの上演をするのも目標にしていたそうで、
「あやめ」「黒船」などのオペラも創り、上演されています。

ちなみに、名前の漢字は「耕作」と表記されることが多いですが、
1930年に改名しており、以降は「耕筰」が正しい表記となります。



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            演劇ニュース&コラム
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「オペラ座の怪人」大阪四季劇場で上演
来年3月で東京公演千穐楽→5月から大阪四季劇場で上演

橋を渡ったら泣け
大倉孝二・奥菜恵主演で来年再演

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演劇チケット情報
11/29〜12/4発売の演劇・ミュージカルのチケット



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■「ブラックボックス」(本保弘人)
男女2人による二人芝居。
噛み合わない会話の中から浮かび上がる二人の関係は?



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             今週の舞台・演劇用語
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「桟敷」(さじき)

桟敷席は、主に歌舞伎の劇場に設置されている他、
お祭りなどに仮設で作られた(主にかぶりつきの)席や、
大相撲の桟敷席(ます席)などがあり、
一般の席より高く作られた板敷きの客席のことを指します。

桟敷は四角く区切られたスペース(ます席)ということが多く、
4〜8人がお弁当などを広げ、くつろぎながら観られるということで、
興行時間の長い歌舞伎や相撲の世界では昔から人気のある客席です。
値段は一般席よりも少し高めですので、少々手が出しづらい感じがしますが、
お茶などを運ぶサービスがあることが多く、一度味わうと病みつきに・・・

「桟敷」という言葉は、神を呼ぶために作られた高台「仮床(さずき)」
が訛ったのが語源と言われています。
これがお祭りや演劇を観るための値段・場所共に高い席を指すようになり、
現在に至っているようです。

歌舞伎の劇場では、江戸の頃には平土間左右に2階造りの桟敷があり、
花道の役者の背景、舞台セットのような役割も果たしていました。
多くの劇場で椅子席が一般的になった現在も桟敷席は残されていますが、
例えば歌舞伎座では、2人席の掘りごたつ式が桟敷席となっており、
古来の桟敷とは少々趣が変わってしまっています。

また、古くからの小さな劇場では、
客席数を増やすために、床面と天井が近く立ち見が出来ないような、
ロフト的な客席が作られ、その席を「天井桟敷」と呼びます。
ちなみに故・寺山修司が主宰した「演劇実験室 天井桟敷」の名称は、
マルセル・カルネ監督のフランス映画
天井桟敷の人々」から着想を得たと言われています。

次回は「コンサート・ホール」という演劇用語をお伝えします!
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・取り上げて欲しい「演劇用語」募集中!



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あとがき

木村拓哉主演の映画「武士の一分」が好調なスタートを切ったようですね。
公開初日の12/1は、平日にも関わらず16万人を動員、
日本の時代劇史上最多となる300以上のスクリーンで上映されているそうで、
興収予想は30億円とも50億円とも言われています。

木村拓哉は、現在最も人気のある俳優と言われていますが、
テレビドラマの出演がほとんどで、映画や舞台の出演は少ないですよね。
現在は、田村正和が自他共に認める「テレビ俳優」という感じですが、
若い頃は映画や舞台で活躍していましたし、
木村拓哉もテレビだけの枠に収まるには若すぎる気がします。
今作が代表作と言われるものになり、今後に繋がると良いですね。

ところで、映画俳優を考えると、窪塚洋介は勿体なかったなぁと思います。
大作映画の主演クラスに定着しつつある中、現場から遠ざかってしまったのは
自己責任としても、なぜマスコミからあれほどバッシングされたのでしょう?

バッシングと言えば、裕木奈江が、今週末公開の映画「硫黄島からの手紙」、
来年は舞台「無頼の女房」と久々の出演作が決まっています。
窪塚も裕木も、反感を抱く方が多いのは私も十分理解できますが、
マスコミまで一体となって叩くのはいじめのように感じてしまいます。
パンツに麻薬を隠していたとか、犯罪性のあることなら仕方ありませんが、
最近は世間一般から浮いたところがあると叩かれる雰囲気で、
これがスターを育てる最大の阻害要因になっている感じがします。

                               kantaro
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