2005/7/13
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
お芝居めるまが「シアターリーグ」
Vol.151
http://www.moon-light.ne.jp/
発行部数 まぐまぐ:4623 めろんぱん:153 melma:73
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
今日はオカルト記念日。
「オカルト」という言葉を定着させたと言われる映画
「
エクソシスト
」が1974年の今日、日本公開されました。
「
オーメン
」と並び、オカルトホラー映画の元祖とも言われるこの映画。
「エクソシスト(exorcist)」は、悪魔払い師のことで
カトリックでは司教に任命される実在の聖職です。
オカルトというとゴシック、宗教的な影響が欠かせない中、
近年は「
呪怨
」「
リング
」など、日本の作品がアメリカにも進出。
キリスト教の背景が薄い日本作が、海外で受け入れられるのは面白いですね。
また「エクソシスト」は、
サブリミナル効果を利用した作品としても代表的な存在です。
日本では、TBSのオウム番組で一躍(悪い意味で)有名になりましたが、
この映画では、潜在意識から恐怖心を煽るのに使われていました。
最近では「RAMPO」(奥山版)でサブリミナル効果の使用を謳っていましたね。
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
ニュース&コラム
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
■
ミュージカルワンダーランド
ぴあとシアターガイドのミュージカルムック
■
映画「日本沈没」リメイク
小松左京の小説が32年ぶりに映画化
■
「コインロッカー・ベイビーズ」米で映画化
村上龍の小説がヴァル・キルマーや浅野忠信の出演で
■
映画「姑獲鳥の夏」完成
京極夏彦の小説、今夏公開
■
「キャッツ」上演6,000回達成
ミュージカルの上演回数記録更新中
■
SMAP新曲を宮藤官九郎が作詞
7/27発売「BANG!BANG!バカンス!」
■
ファミリーマートがコンテンツ販売を本格化
全店に光ファイバー導入
■
演劇チケット情報
7/13〜19日分
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
シナリオ
Pick Up!
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
「
シナリオリーグ
」に掲載されているシナリオから毎週PickUp!
■「
ヘブンズサイン
」(
松尾スズキ
)
自殺志願者の女と殺人鬼の男。
何かにコンプレックスを抱く人間達が生み出す、純愛と狂気の笑いの作品。
説明不能な松尾スズキワールドの傑作。
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
今週の
舞台・演劇用語
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
「大道芸人」(だいどうげいにん)
先週
ご紹介したように、
江戸時代「河原乞食」と侮蔑されていた歌舞伎役者。
それ以前の時代から、街中にて行われていた演芸を「大道芸」と言い、
そのパフォーマーを「大道芸人」と呼びます。
現在も様々な場所で見かける大道芸。
大道芸は、日本の歌舞伎・演劇のみならず、
世界中の舞台演劇のルーツだと言われています。
しかしこの大道芸も、役者が蔑称で呼ばれていたの同様、
元々は大通りで披露する卑俗・低俗な芸を指していました。
日本では「道」と言うより「辻」で行われることから、
同じ意味合いで、以前は「辻芸」と呼ばれていたようですね。
確認できた資料では、
既に奈良時代には辻芸で生活をしていた人が存在していたようです。
大道芸人は、ほとんどの場合一箇所に落ち着くことはなく、
街から街へ移動しながらの生活をする人が多いようです。
そして現在では、披露する芸目の種類も多く、
パントマイム・ジャグリング・クラウン(ピエロ)・皿回し・
火吹き・バルーン・人形劇・手品etc...
また、日本古来のものでは
チンドン屋・紙芝居・南京玉すだれ・バナナのたたき売り・独楽回し・
居合い斬り・がまの油売りetc...といったものがあります。
最近では、大道芸のイベントも催されるようになりましたし、
日本でも、外国人の芸人の方が多いような感さえありますよね。
自分の努力で積み上げた「芸(技)」のみで勝負する「大道芸人」
自らの生活を営みながらも
街から街へ、正に庶民文化の伝播者という感じですね。
次回より、この「大道芸」の一つ一つを紹介していきますね。
───────────────────────────────────
取り上げて欲しい「
演劇用語
」募集中!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
あとがき
プロレスラー・橋本真也の訃報には驚きました。
橋本はまだ40歳。
人生はもちろん、プロレスラーとしてもこれからだったと思うだけに
非常に残念な気がします。
心からご冥福をお祈り致します。
ところでこの訃報
スポーツ新聞やワイドショー系のメディアでは大きく報道されていますが、
一般紙やニュースでは小さな扱いですよね。
まぁプロレス自体一般紙から無視されている感じですから
仕方がないのかもしれませんが、
受け手側が欲しい情報と発信する側が与える情報が
少々食い違っているような気がしてしまいます。
思えば、PRIDEやK-1も、今やスポーツ界でトップを争う人気ですが
一般紙では試合結果さえ報じない一方、
例えばボクシングの世界タイトルマッチは紙面を割いて報道していますね。
どちらの情報を欲しがっている人が多いか、と考えると
答えは明らかだと思うのですが、
PRIDEなどは競技として確立されてないのが理由なのでしょうか?
橋本は、プロレスラーとしてはもちろん
昨年話題になった映画「
あゝ! 一軒家プロレス
」やVシネマにも出演、
俳優としても活躍していました。
遺作となったのは、来春公開予定の韓国映画「力道山」
ソル・ギョング、中谷美紀、藤竜也、萩原聖人などが出演する作品で、
橋本は実在の力士・東富士をモデルにした役を務めています。
しかし、この遺作のニュースもあまり報道されていませんよね。
橋本がプロレスラーでなければ、
告知の意味を兼ねて大きく伝えられていたような気がするのですが・・・
それは私の考えすぎなのでしょうか。
kantaro
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
←
top
→
お芝居メルマガ「シアターリーグ」
まぐまぐ
登録フォーム