2005/7/6
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お芝居めるまが「シアターリーグ」
Vol.150
http://www.moon-light.ne.jp/
発行部数 まぐまぐ:4641 めろんぱん:151 melma:73
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今日はサラダ記念日。
1987年に発行された俵万智の歌集「
サラダ記念日
」の一首が有名になり
そのままサラダ記念日となりました。
芝居関連でサラダ記念日と言えば「男はつらいよ」シリーズ第40作
「
男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日
」が有名ですね。
作品中でも、三田寛子扮する女子大生が短歌を詠むなど
俵万智の作品を取り入れたものになっています。
また、1987年にはTBSで単発ドラマも作られています。
安田成美&船越栄一郎の主演で、石井ふく子プロデュース。
こちらも俵万智の原作を基に、短歌好きな女性を中心に描いています。
余談ですが、
このサラダ記念日で「〜記念日」という言葉が一般に定着したため
1998年に日本記念日学会は、今日を「記念日の日」と制定しています。
毎日のようにある記念日を、もっと知ってもらおうという記念日のようです。
「記念日の記念日」なんだかちょっとおもしろいですね。
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演劇ニュース&コラム
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松本幸四郎ミュージカル出演通算2,000回
「ラ・マンチャの男」千秋楽にて
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福澤朗アナがフリーに
福澤一座の活動は続けられるのでしょうか?
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Yahoo!チケットがファミリーマートで受け取り可能に
チケット購入はネット→コンビニの流れですね
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野沢直子14年ぶり舞台出演
現在帰国中。テレビでも見かけますね。
■
演劇チケット情報
7/6〜12発売分
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サーバー移転
シアターリーグのサーバー移転しました
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シナリオ
Pick Up!
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「
シナリオリーグ
」に掲載されているシナリオから毎週PickUp!
■「
隣りの男
」(岩松了)
「竹中直人の会」第1回公演用に岩松了が書き下ろした作品。
蛭子能収が描いたチラシも話題に。2005/6大森南朋主演で15年ぶりの再演。
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今週の
舞台・演劇用語
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「河原乞食」(かわらこじき)
読んで字の如く、河原にいる乞食という意味で
役者・俳優などの芸能人を卑しめていう言葉です。
芸能を披露し、物(米銭)を乞うことから「乞食」と侮蔑されていたのは
なんとなくわかりますよね。
では、なぜ「河原」なのでしょう?
1603年、出雲の阿国が京都の四条河原でかぶき踊りを始めました。
四条河原は、鴨川に架かる現在の四条大橋附近の鴨川原を指します。
これが四条河原で芝居を行うきっかけとなり、
後に四条大橋の東畔に芝居小屋も作られました。
また、この阿国のかぶき踊りが現在に至る歌舞伎の起源と言われています。
和製ミュージカル「
阿国
」では、この辺りを主題にしていますね。
現在「河原」と言うと全ての川沿いの平地を指す言葉ですが、
当時、この四条河原の芝居が有名になったことから
「河原」と言えば「四条河原」を指し表していました。
つまり、江戸時代に四条河原で興行を行っていた
歌舞伎役者を卑しめる意味で「河原乞食」という言葉が生まれたのですね。
また、「河原」=「四条河原」であったことからか、
単に「河原者」とも侮蔑していたようです。
江戸時代の士農工商制度では、商以下の身分、つまり非人だった歌舞伎俳優。
前述のように歌舞伎の起源は江戸初期と言われていますが、
披露される芸能のルーツは、もっと過去に遡り、
道端で行われていた大道芸だと言われています。
この大道芸について、来週ご紹介しますね。
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あとがき
ニュースにも書きましたが、
Yahoo!チケット
がFamilyMartで発券。
チケット
はネットで押さえ、コンビニで発券という流れができましたね。
ほんの数年前には、土曜の朝、
ぴあ
の前に長蛇の列ができていましたが
時代の移り変わりは早いものですねえ。なんて年寄り臭いでしょうか。
しかし、ネットのプレイガイドを利用していて思うのですが、
手数料高すぎですよね。
例えば
e+
では、配送手数料以外にシステム利用料が必要で、
さらにプレオーダーに当選するとサービス料もかかってしまい、
だいたい¥1,000以上取られてしまいます。
チケット自体は何万円もする物は稀ですから、
割合を考えるとちょっと高すぎるように思えてしまいます。
それに、リアル店舗に出向いて購入していた頃は、
ここまで高額な手数料は必要ありませんでしたよね。
ぴあにしろe+にしろ、リアル店舗からネットに特化してきているのですから
以前より手数料は下がって然るべきのような気がします。
配送やシステム開発などに費用がかかるのはわかりますが、
他の業種でネットに移行して値段が上がったものは、あまりありませんよね。
演劇の公演主催者の側から見ても、
余程有名な劇団や大公演以外、プレイガイドにチケットを販売委託するのは
観客の利便性などを考慮してのことが多く、
プレイガイドに委託したが故に赤字になることもしばしば。
ぴあなら、雑誌掲載などの告知メリットもあるので一概には言えませんが、
主催者側も、観客側も、共に高い手数料を支払い、
結果儲かるのが
プレイガイド
というのは、ちょっと理不尽な感じですね。
楽天や
excite
も業界に進出してきましたし、
チケット業界に関しては、少し価格競争が起きていいような気もします。
kantaro
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