2005/2/2

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　　　　　　　　　お芝居めるまが「シアターリーグ」　
Vol.128 　　　　　　　　　　　　　　　http://www.moon-light.ne.jp/
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昨年の映画興行収入が発表され、
またまた過去最高記録を更新したようです。

2004年の興行収入は2,109億1,400万円。
一昨年の2003年も、2,033億円と過去最高でしたが、更に増加。
特に邦画が17.8％増の791億円と、この成績に貢献したようです。

邦画1位は現在も公開中の「ハウルの動く城」で、200億円に達する勢い。
以下、2位は「世界の中心で、愛をさけぶ」、3位「いま、会いにゆきます」
しかし、この3作で邦画の全興収の半分近くを占めており
特定作品への人気集中は、より顕著になった感じですね。

一方の洋画は、一昨年比で3.1％減の1,319億円。
洋画：邦画の割合は62.5％：37.5％で、かなり接近してきました。
ちなみに公開本数は、洋画339本：邦画310本。
洋画の1位は「ラスト サムライ」の137億円。
以下、2位は「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
3位「ファインディング・ニモ」

また、昨年の観客動員数は、のべ1億7,000万人。
この観客数は1983年以来の数字で、映画人気の復興がわかりますが、
しかし、観客数は同程度で、興収は過去最高ということは
それだけ入場料が上がったということですよね・・・

昨年はアメリカ映画界でも、
観客動員数は減少しているのに、興収は過去最高を記録しています。
これは同様に入場料の値上がりが理由のようですが、
それでも平均チケット価格は日本円で650円ほど。
日本の映画はちょっと高すぎる気がしてしまいます。

ちなみに、映画の観客動員数過去最高は1958年で
のべ11億人を記録しています。
娯楽が多様化した現在では、ちょっと考えられない数字ですね。


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　　　　　　　　　　 　　 ニュース＆コラム
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■ミュージカル「WE WILL ROCK YOU」日本公演決定
新宿コマ劇場での上演です

■オリコンが国内最大規模の音楽配信開始
配信初日からトラブルがあったようですが・・・

■ゲゲゲの鬼太郎実写映画化
キャスティングが気になります

■松尾敏伸が顎関節症で「KITCHEN」降板
代役は勝地涼

■文春きいちご賞発表
日本版ラジー賞

■原田泰造・初舞台
「キスへのプレリュード」で

■「クラウディア」工藤夕貴が代役
白血病で降板の本田美奈子.の代役

■ランキング結果発表＆投票開始
今月は「し」で始まる俳優ランキングです

■7代目ピーターパンは宮地真緒
今年も7月上演


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「シナリオリーグ」に掲載されているシナリオから毎週PickUp！

■「父と暮せば」（井上ひさし）
黒木和雄監督の“戦争レクイエム三部作”の完結編となる映画。
2004年、宮沢りえ・原田芳雄・浅野忠信出演でロードショー。

■「2001人芝居」（野田秀樹）
NODA・MAP番外公演（スペシャルステージ）として上演された、
野田秀樹初の一人芝居。モニター中毒患者の無人格を描いた物語。



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　　　　　　　　　　 　今週の舞台・演劇用語
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「打ち上げ」（うちあげ）

元々は、芝居などの公演を終える意味の言葉ですが、
現在では、千穐楽後の宴会を指す言葉として定着していますね。
また一般にも普及して、芝居などの興行に限らず
会合後の飲み会を「打ち上げ」と言うなど
皆さんも幅広く使われているのではないでしょうか。

また、能楽の囃子（はやし）や、歌舞伎の鳴り物で、
特に一段落つける時や、幕切れの大見得にあわせる時も
「打ち上げ」と言います。
芝居の中で一区切りつける時に使いますから、
意味合いとしては同じような感じですね。

それから、「打ち上げ」といえば花火が思い出されます。
夜空に一瞬のうちに大輪の花を咲かせ、パッと散る。
芝居の公演も花火のように、
もう二度と観られないという点では重なりますね。
また、映画やテレビのように、作品自体が記録（映像）として残る場合も
撮影が終わってしまえば、そのメンバーで集うことはありませんので
同じように「打ち上げ」という言葉を使います。

芝居の「打ち上げ」の場合、場所や方法は様々ですが、
かなりお茶目に酔っぱらってしまう（騒がしい）傾向があるような・・・
理由としては
・一つの作品を作りあげた絆
・もう二度と会わないかもしれない仲間
・一般人よりも声が通る（大きい）俳優
・自腹ではない（場合が多い）
と数え上げると限りなくありそうですが、
やはり緊張感の糸が切れるというか、安心感みたいなものが
いつもより多めのお酒を飲まさせるのでしょうね。
プロ野球の優勝の時のようなもので、
川に飛び込む程度のエピソードはゴロゴロ・・・（＾Ｏ＾）

翌日に公演がないとはいえ、
「片付け」があるスタッフは飲み過ぎ注意ですが、
止められる人もおらず、翌日は揃って遅刻・・・
そんなことも多かった気がします（笑）

そして最後は三本締めとなるわけですが、
その前に次回の予告を。
次回は「置き道具」という小道具の用語をお伝えします。

ではお手を拝借、ヨ〜〜オ！
タタタン　タタタン　タタタンタン


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お芝居全般、歌舞伎やミュージカル、テレビなどの業界用語でも大歓迎です。
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