お芝居メルマガ「シアターリーグ」
vol.97 2004/6/30 |
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ お芝居めるまが「シアターリーグ」 Vol.97 http://www.moon-light.ne.jp/ 発行部数 まぐまぐ:5201 めろんぱん:141 melma:39 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 今日はトランジスタの日。 1948年の今日、主に3人の科学者が発明したトランジスタが公開されました。 「トランジスタ」と言って真っ先に思い出すのがラジオ。 RCサクセションの曲も有名ですよね。 それまで真空管を使って作られていたラジオは 1954年、アメリカのリージェンシーがTR-1というトランジスタラジオを開発。 翌年、SONYもTR-55というトランジスタラジオを発売。 ラジオは一気に真空管からトランジスタへと切り替わっていきます。 その後テレビが一般に普及するまで ドラマなどのお芝居もラジオで放送され、 様々なヒットや流行を生みだしたのは有名ですが 現在でも、ラジオでドラマが放送されているのはご存じでしょうか? 一番有名なのは、「青春アドベンチャー」でしょうか。 この番組は、平日22:45〜NHK-FMで毎日放送されています。 ちなみに現在放送中のドラマは スタンダールの「赤と黒」 6/28に放送開始で、今日が第3回になります。 出演は、高橋和也、遠山景織子、津嘉山正種など。 私もたまに聞くことがありますが、 「観る」感覚の強いドラマを「想像しながら聞く」というのは なんだか新鮮な感じがします。 NHKですから、ほぼ全国でネットしていると思いますので 一度聞いてみるとおもしろいと思いますよ〜 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 演劇関係ニュース ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「東宝本社ビル建てかえ」 1957年に建設された東宝本社ビルが 老朽化が進んだため、来年3月より再開発されます。 これに伴い、同ビルに入っている 芸術座は来年3/4〜3/27の「放浪記」が最終公演に、 映画館のみゆき座・日比谷映画劇場は、来年3月での閉館が決まりました。 改築後、劇場は同規模の新劇場を存続させるようですが、 映画館は新設しないそうですので 歴史ある映画館がまた二つ幕を閉じることとなります。 劇場の方も、名称はまだ未定のようなので もしかすると、芸術座という劇場も 来春までとなってしまうかもしれません。 改装で綺麗になるのは楽しみですが なんだかちょっと寂しいような気もしてしまいますね・・・ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ お知らせ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ☆追悼・野沢尚 ☆文楽関連書籍・CD等一覧 ☆大竹しのぶ出演作一覧 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ シナリオ Pick Up! ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「シナリオリーグ」に登録されたシナリオから毎週PickUp! ☆「あいしてる」(本保弘人) 子供からお年寄りまで、色々な組み合わせで、稽古なしでも出来る劇です。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 今週の舞台・演劇用語 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「あたりめ」 鯣(するめ)の干物のことを「あたりめ」と言いますよね。 この言葉、芸能の世界から生まれた、縁起を担いだ言葉なのです。 「する」という言葉が、興行の失敗を指す縁起の悪い物ということで あえて「当たり目」と言い換えたのがそもそもの始まりです。 その表現の仕方は、同じ客商売である飲食店でも真似られ、 現在のように一般的になったそうです。 他にも「すり鉢」を「当たり鉢」と呼びます。 また、以前紹介した「千秋楽」で 「秋」の「火」という漢字を嫌い「千穐楽」と書くというのも 似たような発想から来ている感じですね。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● あとがき ロンドンの調査会社の調べに依ると 各国で映画チケットの値段が上がり、過去最高になったそうです。 複合映画施設の建設ブームが要因だそうで、 設備が整い、新しい映画館はチケット代も高い、ということでしょうか。 そして、この映画チケットの面でも 世界一値段の高いのが日本。 平均価格は¥1,252だそうです。 しかし、CDにしても 日本は¥3,000という世界一の価格で販売しておいて 違法コピーが横行しているから売れない、と消費者のせいにしたり、 海外の安価な輸入盤のせいで売れない、と法まで改正させたり、 業界の販売努力の姿勢が見えないですよね。 近年、映画でもCDでも 一部の大ヒット作と、その他の作品との間で 販売・興行成績が大きく開いてしまっているのは 「値段が高い」というのが最大の要因のような気がします。 値段が高い →観る映画の本数が少ない(買うCDの枚数が少ない) →外れる危険性のある物には手を出しづらい →リスクの少ない、人気の物を観る(買う) という、循環になっているような・・・ あたしだったら CDアルバムが¥2,000なら、衝動買いが増えると思いますし 映画が¥1,000なら、ぶらっと観に行く回数が増えると思います。 そういう人が増えることによって 実験的な作品や文化的な作品が良い成績を収め それでさらに様々な作品が産まれ、 またそれを見聞する人が多くなる・・・ あたしは、 そうして文化というのは広がっていくもののように思うのですが・・・ kantaro ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ★メルマガ広告募集中!2回配信でフッター¥1,000、ヘッター¥2,000! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 配信元 むーんらいと mail : info@moon-light.ne.jp web : http://www.moon-light.ne.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは 「まぐまぐ」「めろんぱん」「melma」より発行しています。 バックナンバー、配信解除、登録メールアドレス変更などは こちらからお願いします。 |