お芝居メルマガ「シアターリーグ」
vol.98 2004/7/7 |
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ お芝居めるまが「シアターリーグ」 Vol.98 http://www.moon-light.ne.jp/ 発行部数 まぐまぐ:5177 めろんぱん:141 melma:39 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 早いものでもう7月。 映画界では、お正月と並んで、大作が続々と公開される季節ですね。 先日公開された「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」も なかなか快調な出足のようですが アメリカで公開された「スパイダーマン2」は 開幕から6日間の興行収入が1億8,000万ドルを突破、 これまで「マトリックス リローデッド」が持っていた 同期間の記録を塗り替え、歴代最高を記録したそうです。 日本公開は今週末10日から。 邦画では、 小説も歴代最高の売上げを更新中の 「世界の中心で、愛をさけぶ」が、映画も大ヒット中ですが 原作・村上龍、脚本・宮藤官九郎、主演・妻夫木聡、安藤政信 と、豪華メンバーで話題の「69」も、同じく10日に公開です。 ちなみに、来春閉館予定の 日比谷映画では、カン・ジェギュ監督の韓国映画「ブラザーフッド」を、 みゆき座では、アンソニー・ホプキンス、ニコール・キッドマン主演の 「白いカラス」を、それぞれ上映中。 映画は、作品を観に行くものですが せっかくですから、なくなってしまう歴史ある映画館をも見に行く・・・ というのもいいかもしれませんね。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 演劇関係ニュース ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「日本ドラマは韓国で苦戦」 日本では「冬のソナタ」に代表されるように 韓国ドラマが大ブームとなっていますが 韓国でも、第4次日本文化開放により 日本ドラマがテレビで放送されはじめました。 とは言っても、韓国では日本文化が全面開放されてはいませんから 有料テレビでの放送です。 そんな中、日本ドラマは視聴率的に、なかなか苦戦している模様です。 韓国有料テレビでは視聴率1%を超えると成功とされているようですが、 日本で大ヒットした「踊る大捜査線 」は0.69%、「GTO 」は0.59%と奮わず。 40本ほど放送された日本ドラマの中で 唯一1%越を果たしたのが「ごくせん 」の1.24%ですから、 全体的にかなりの苦戦ですね。 冬のソナタが大ヒットしたことで 日本で多くの人が韓国に興味を持ったように 文化が両国間の障害を取り除く一助となれば良いですね。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ お知らせ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ☆お芝居クイズ「中居正広編」up! ☆ミュージカル「アニー」関連グッズ ☆松田龍平プロフィール・出演作一覧 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ シナリオ Pick Up! ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「シナリオリーグ」に登録されたシナリオから毎週PickUp! ☆「ピカ☆☆ンチ」(河原雅彦) 監督:堤幸彦、原案:井ノ原快彦、主演:嵐の映画。 前作「ピカ☆ンチ」のその後を描く青春物語。 ☆「ナイス・エイジ」(ケラリーノ・サンドロヴィッチ) KERA演劇活動15周年記念作である、NYLON100℃人気作。 バラバラの家族が、話が進むと、さらに絆が深まらない、不条理SFコメディ。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 今週の舞台・演劇用語 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「傀儡」(かいらい・くぐつ) 自分の意志を持たず、 あやつり人形のように他人に左右される人を指すこの言葉。 「傀儡政権」(かいらいせいけん)のように 一般の社会でも使われていますよね。 難しい漢字のこの言葉、語源は人形回しの芸人からきています。 平安時代、人形回しの芸人のことを 「傀儡師」(くぐつし・かいらいし)と呼んでいました。 首から掛けた箱の上で人形を見せる大道芸人は 見たことがある方も多いのではないでしょうか? これは江戸時代に盛んで、時代劇でもよく見かけますし、 今日でも、時折街角で演じていますよね。 傀儡師は、人形浄瑠璃の「人形遣い」の祖となり、 三味線などと結びついた 現在「文楽」と呼ばれているものへとつながります。 何人もの傀儡師が 一つの人形を、さも意志のあるように動かしている様から、 他人に影響されて自分の意志を持たない人を 指す言葉となっていったのですね。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● あとがき テレビ業界では、ターゲットとなる視聴者を年齢と性別で分け 視聴率調査などで使用しているのをご存じでしょうか。 簡単に説明すると C(children)=4〜12才、T(teens)=13〜19才 F1=女性20〜34才、F2=女性35〜49才、F3=女性50才以上 M1=男性20〜34才、M2=男性35〜49才、M3=男性50才以上 という感じです。 FはFemale、MはMaleの略ですね。 そして、テレビ番組のほとんどは F1層をターゲットとして作られています。 なぜかと言えば、その層が一番商品の購買率が高い、 つまりスポンサーにとって一番大事な層だからです。 まあ、F1層が自分の為にお金を使う割合が最も高いのだろう、 ということは想像できますが しかし、女性でも20才と34才では随分違うとような気がします。 20才は学生の人もいるでしょうし、34才では母親が多いですよね。 それより、50才以上を、十把一絡げというのはどうなんでしょう? いつ作られた分類だか知りませんが 現在では50才代と言えば、子供が大学生の頃で 収入も多いかもしれませんが、お金も最もかかる頃。 そういう世代と、隠居後の年であるべき年齢も一括りというのは ちょっとおかしい気がします。 65才以上くらいでもう一段階区切って調査してみると 案外その世代が、一番商品購買力があったりするかもしれないですよね。 では舞台演劇は?と考えてみると 圧倒的に女性、それも大人のファンが多いような感じがします。 言ってみれば、F1層にも該当するのに、 それにしてはテレビで舞台を取り上げるのは少ないですよね。 そう思って考えたのですが これからテレビもデジタル化が進みますから 基本は舞台を俯瞰した画面で固定し、 あとは視聴者が自分で選んだカットを観られるようになれば カメラ割り(視点)を固定されない芝居=舞台演劇中継、という感じになって ライブの迫力や雰囲気こそ伝わらないかもしれませんが ソフトとしての面白さはあるように思います。 そして、F1、F2と言った視聴者の区別も 時代に即したものに変えてもらえれば スポンサー的にも満たされる層が視聴するソフトの気がするのですが・・・ どこかのテレビ局の方、あたしをプロデューサーに迎えません?(笑) kantaro ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ★メルマガ広告募集中!2回配信でフッター¥1,000、ヘッター¥2,000! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 配信元 むーんらいと mail : info@moon-light.ne.jp web : http://www.moon-light.ne.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは 「まぐまぐ」「めろんぱん」「melma」より発行しています。 バックナンバー、配信解除、登録メールアドレス変更などは こちらからお願いします。 |