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お芝居メルマガ「シアターリーグ」
vol.87 2004/4/21 |
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ お芝居めるまが「シアターリーグ」 Vol.87 http://www.moon-light.ne.jp/ 発行部数 まぐまぐ：5276 めろんぱん：138 melma：37 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 今日は民放の日。 1951年の今日、日本で初めて民放16社に放送の予備免許が与えられ、 翌年、日本民間放送連盟が発足しました。 これにちなんで今日を1968年に「放送広告の日」として制定。 1993年に「民放の日」に改称しました。 そして今年の4月1日 民放連は、社団法人民間放送テレビ回線センターと統合しています。 ちなみに、人類の声が初めて電波に乗ったのが、1906年。 世界ではじめてのラジオ放送はアメリカのKDKAで1920年。 日本は、1925年3月22日にJOAK東京放送局が放送を開始しています。 テレビは、NHKが1948年に実験放送を開始、 1953年から本放送を開始しました。 そして民放では、「プロ野球の父」とも言われる 読売新聞社社長・正力松太郎が1953年に日本テレビを開局、 1959年までに、日本テレビ、東京放送、フジテレビ、テレビ朝日という 現在の民放4局体制が成立しました。 当初は各社ごとに電波の送信アンテナを設置していましたが 視聴者がアンテナをあちこちに向けなければならないという問題から 一箇所から送信できる施設の必要性が考えられ、 1958年に東京タワーができたのです。 今ではテレビのデジタル化が話題になっていますが 放送自体が始まってまだ50年足らず・・・ 機器の発達の早さを感じてしまいますね。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 演劇関係ニュース ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「来年のNHK大河ドラマ“義経”のキャスト発表」 来年のNHK大河ドラマ「義経」のキャスト41名がNHKより発表されました。 相変わらずの豪華キャストですので、 現在発表されているすべての方をご紹介します。 主役の義経側は 源義経＝滝沢秀明、武蔵坊弁慶＝松平健 その他義経の家来には 南原清隆、うじきつよし、海東健、伊藤淳史、中島知子。 一方の頼朝方は 源頼朝＝中井貴一、北条政子＝財前直見、北条時政＝小林稔侍をはじめ、 松嶋尚美、小澤征悦、小池栄子、大杉漣、石原良純、中尾彬、丹波哲郎。 平家は 平清盛、時子の夫婦キャストは未発表ですが、平家一族に 勝村政信、賀集利樹、小泉孝太郎、鶴見辰吾、夏川結衣、森口瑤子、阿部寛、 中越典子、細川茂樹、戸田菜穂、後藤真希、大橋吾郎、かとうかずこ。 朝廷側には 後白河法皇＝平幹二朗、丹後局＝夏木マリ その他町民などに 上戸彩、白石加代子、北村有起哉、塩見三省、萬田久子。 奥州藤原氏には 藤原秀衡＝高橋英樹、金売り吉次＝市川左團次をはじめ 渡辺いっけい、長嶋一茂。 いかがでしょうか？ 主役こそジャニーズの滝沢秀明ですが ここ数年のトレンディドラマと見紛うキャスティングからは 少し落ち着いたような感じがします。 いずれにしよ、素晴らしいドラマになるといいですね。 お芝居ニュース お芝居クイズ「NHK大河ドラマ編」 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ お知らせ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ☆クイズ「日本テレビドラマ編」Up！ ☆ミス・サイゴン、レ・ミゼラブル、エリザベート、関連グッズ情報Up！ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ シナリオ Pick Up！ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「シナリオリーグ」に登録されたシナリオから毎週PickUp！ ☆「アローン・アゲイン」（成井豊/真柴あずき） キャラメルボックス・アコースティックシアターの第二弾。 94年の初演版を全面改訂して贈る、決定版。 同時収録「ラック・フラッグ・ブルーズ」 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 今週の舞台・演劇用語 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「なんば」 右手と右足、左手と左足が同時に前へ出る歩き方を「なんば」といいますね。 緊張してついつい「なんば歩き」に・・・と、 舞台でも緊張している様子を表す言葉として一般的です。 この「なんば歩き」ですが、現在でも舞踊や歩行訓練等々、 様々な分野で活用されています。 有名なところでは阿波踊りがそうですね。 「えらいやっちゃ♪えらいやっちゃ♪」と、 同じ側の手足を同時に前へだしていますよね。 と、演劇用語のようなのですが、 実はこの歩き方、和服を着ていた時代の一般的な歩き方だったようです。 腰に負担を与えず（捻らないので）、和服が乱れず、 荷物を持っていてもぶれない等々、利点がたくさんあります。 腰に差した刀もぶらぶらせず安定して緊急の場合に備えられるそうです。 某有名宅配便会社のロゴマークである飛脚のマークもなんばになっています。 歌舞伎や狂言などでよく見られますが、 両手を膝において歩く姿があります。 きっと武士の正しい歩き方で、 目上の人と接見するときの様子から、 「緊張している」という意味になっていったのではないでしょうか。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● あとがき 先週号の「あとがき」でkantaroから強制ネタふりをいただきました（笑） 舞台俳優と映像俳優、歌手であり俳優でありタレントである人等々への 私見を述べさせていただきます。 「俳優とはなにか」と考えたとき複数の回答が出てくるのですが、 その中の一つに「俳優とは努力（勉強）を見つけだす職業である」という 答えがあります。 一冊の台本を手渡され、自分の役柄を知った瞬間から、 その役柄を演じるための稽古が始まるわけですが、 そのための努力（勉強）をどれだけ見つけられるか（やりとげるか）が、 まずは俳優の善し悪しを決定づけるのではないかと思います。 もちろん一朝一夕で出来ないものがたくさんありますので、 そのために普段、声楽や日本舞踊、ダンス等、 様々なトレーニングを積んでいる人が多いですね。 でもいくら普段のトレーニングを積んでいても、 台本をもらった瞬間からの努力が思いつかない人はダメなのです。 さて、その努力ですが、 舞台俳優と映像俳優に大差はないと思います。 「一つの人格を考え抜き表現する」という観点に置いては、 舞台も映像も一緒ですよね。 しかし、若い（拙い）俳優が落ち込みやすい部分があります。 「舞台の表現は360度」「映像はカメラに」という考え方です。 つまり、映像畑の人は、カメラに向かって 「ある一部分の表現方法」を考えてしまいがちということです。 もちろんこの考え方は間違っており、 舞台であっても映像であっても、努力の方法は同じでなければなりません。 こんな経験があります。 芝居を初めて4年目位の時、あるドラマへ出演したときのことです。 相手役は子役の頃から有名なある女優さん。 2分くらい面と向かって話すシーンだったのですが、 テレビの場合、本番前にカメラワークを書いた紙を手渡され、 自分が映るところがわかります。 相手のセリフの間に自分が映る瞬間があったりして、 リアクションを入れる瞬間がわかるようになっているのですね。 しかし、私は舞台俳優。 映っていないとはわかっていても、相手の目を見て話をしてしまいます。 と、その時、相手役の女優さん、 自分が映っていないところで、目をつむって休んでいるではありませんか。 私が一生懸命セリフを言って話しかけているのに・・・ （フォローのために書いておきますがこの女優さんは舞台で素敵です） 話は変わりますが、 30〜40年前、テレビドラマの出演者が舞台俳優ばかりだったころは、 フィルムの編集作業が大変でかつ高額だったため、 ワンシーンを長く、そして少ないカメラで撮っていたという理由で、 やはり演劇のプロである舞台俳優が起用されていたのではないでしょうか。 現在は編集作業が簡単になったばかりでなく、 映像表現の多様化・視聴率重視などで、 やはり芝居より人気（にんき）が優先されるようですね。 映像表現の多様化とは、演じている俳優の意志に反して見せられる。 つまり、悲しく見せたり嬉しそうに見せたりするのは俳優の仕事ではなく、 編集の仕事による部分が多いということです。 あぁ〜、長くなってしまった。先を急ぎます。 ではプロと考えるボーダーレスですが、 私は、先の努力（勉強）が出来ているか否かと考えます。 歌手であり俳優でありタレントであり作家であり・・・・ たくさんの肩書きを持っていて幅広い才能を開花させている人は、 それぞれの分野で、常に様々な努力をしているものと信じています。 そしてその努力は並大抵のものではなく、凡人には考えつかないものでしょう。 その努力が出来ない人、趣味程度の人、考えつかない人、 もしくは心から好きではなかった人は、 やはり淘汰されているのではないでしょうか。 「そういえばあの人昔は歌も歌っていたな」 「ドラマよく出てたのに最近出ないな」 なんて人、結構いますよね。 もちろん、努力をしていて淘汰される人が大半でしょうが・・・ 岡本成師 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ★メルマガ広告募集中！2回配信でフッター￥1,000、ヘッター￥2,000！ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 配信元 むーんらいと mail : info@moon-light.ne.jp web : http://www.moon-light.ne.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは 「まぐまぐ」「めろんぱん」「melma」より発行しています。 バックナンバー、配信解除、登録メールアドレス変更などは こちらからお願いします。 |
  
  
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