2004/10/6
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お芝居めるまが「シアターリーグ」
Vol.111
http://www.moon-light.ne.jp/
発行部数 まぐまぐ:5043 めろんぱん:136 melma:47
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今年は、各国の映画祭で日本映画活躍の話題が多くありましたが
日本でも「芸術の秋」10月を迎え、いよいよ東京国際映画祭が催されます。
東京国際映画祭(T.I.F.F)は、1985年に初開催し今年で17回目。
世界12大国際映画祭の1つと言われる、長編コンペティション映画祭です。
ちなみに、世界3大国際映画祭と言われるのが
カンヌ、ベネチア、ベルリンという欧州で開催される映画祭。
この3大国際映画祭に
アルゼンチンのマル・デル・プラタ、
ロシアのモスクワ、
チェコのカルロヴィ・ヴァリ、
スイスのロカルノ、
カナダのモントリオール、
スペインのサンィ・セバスティアン、
エジプトのカイロ、
中国の上海、
そして日本の東京という、各国際映画祭を加えたものが
世界12大国際映画祭と呼ばれています。
この東京国際映画祭。
今年は10/23〜31まで、これまでのメイン会場・渋谷・東急文化村に加え
今年から六本木ヒルズが加わり、開催されます。
開幕式は六本木ヒルズのけやき坂に100mの赤絨毯を敷き詰めての開催、
閉幕式は東急文化村で、
新設される黒澤明賞を始め、各賞の授賞式が行われます。
オープニングは「隠し剣 鬼の爪」(山田洋次監督)
クロージングは、「ターミナル」(スティーブン・スピルバーグ監督)が、
それぞれ上演されます。
また、この映画祭に先立って「東京国際ファンタスティック映画祭」が
10/14〜17、新宿ミラノ座にて開催されます。
こちらは、ファンタジー映画の映画祭で
オープニングは「キャットウーマン」(ピトフ監督)
クロージングは「コックリさん」(アン・ビョンギ監督)
他にも、実写版「鉄人28号」や
25年前にTV放映された日本版「スパイダーマン」、
来年公開が予定されている「機動戦士Z ガンダム-星を継ぐもの-」など
ファンタジー映画祭らしい映画が上映予定となっています。
映画の話題なのに、地域限定の話になって申し訳ありません・・・
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演劇ニュース
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■KOKAMI@network最新作は、ブルーハーツの「リンダ リンダ」
第三舞台がプロデュースする、
鴻上尚史
のユニット「KOKAMI@network」
そのvol.6となる最新作は、ミュージカル「リンダ リンダ」となりました。
「
リンダ リンダ
」は、80年代後半〜活躍したパンクバンド
「ザ・ブルーハーツ」の大ヒット曲。
メンバーの甲本ヒロト、真島昌利は、現在ハイロウズで活躍しています。
今年になって「スター誕生」「クラウディア」など
既存の楽曲を利用したミュージカルが日本でも流行しているようですが
この試みは、ABBAの曲で構成された
「
マンマ・ミーア!
」の成功が元になっています。
今回の舞台も、鴻上がブロードウェイで「
マンマ・ミーア!
」を観劇、
自分にとってのABBAはブルーハーツ!と思い、企画されたようです。
主演は山本耕史とSOPHIAの松岡充。
出演者に名を連ねている北村有起哉はブルーハーツの大ファンで
自ら鴻上に電話をかけ、出演志願をしたと伝えられています。
上演は東京シアターアプルで11/16〜12/5
大阪シアタードラマシティで12/9〜12
福岡はメルパルクホールで12/18〜19
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劇団四季
「大阪四季劇場」ほぼ完成
JR大阪駅前に11/9オープンする複合ビル「ハービスエント」内に建設中の
劇団四季の劇場「大阪四季劇場」がほぼ完成した模様です。
同劇場は、ハービスエントの5フロアを使用。
座席数は1、2階席合わせて1,200席。
奇遇なことに、こけら落とし公演は「
マンマ・ミーア!
」で
来年1月が予定されています。
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■少年隊から嵐へ「
ウエストサイドストーリー
」
この夏、少年隊主演で上演された「
ウエストサイド・ストーリー
」が
主演を嵐の櫻井翔、大野智、松本潤に、
女優陣も宝塚宙組の和音美桜、雪組の天勢いづるに変更して
上演が決定しました。
なんとも若い面々で、世界中で上演されている同作品の歴史上
この公演が世界最年少での上演となるそうです。
演出はブロードウェイでも活躍中のジョーイ・マクニーリ。
上演は東京青山劇場が12/4〜30
大阪厚生年金会館では来年1/4〜9
ウエストサイドストーリーについてはこちら
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■「
ま・ど・う
」(神品正子)
エリート都立高校の同級生である優秀な女性四人が
高校卒業から四十歳までにたどる
苦悩と悲劇を様々な「死」との出会いを軸に描いた作品。
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今週の
舞台・演劇用語
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「半畳を入れる」(はんじょうをいれる)
他人の言葉や行為をからかったり野次ったりすることを、
「半畳を入れる」と言いますよね。
この言葉、歌舞伎の世界から生まれたものなのです。
昔の芝居小屋で見物のための敷物(ござのようなもの)を、
「半畳」と呼んでいました。
ちょうど畳(たたみ)一畳の半分ほどの大きさだったので、
そう呼ばれるようになったのですね。
観客人はこの半畳に座って芝居見物をするわけですが、
その芝居(役者)が気に入らないと、
この半畳を舞台に投げ入れていたそうです。
相撲の座布団と同じですね。
これが一般化し、現在の「半畳を入れる」という言葉になり、
からかう・非難する・野次るなどという意味で使われるようになったのです。
現在の演劇界ではほぼ実在しない行為ですが、
お客様から半畳を投げ入れられるということは、
想像するだけで恐ろしいですね・・・
でも、主に結果で座布団が舞う相撲と違い、
投げ入れる方も芝居を観る目に長けていないとできませんよね。
なかなか難しそうですが、客と役者の戦いという感じで
いい緊張感があるのかもしれませんね。
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あとがき
毎度ご購読ありがとうございます。
・・・よくわからない始まり方ですが、
このメルマガを講読してくださっている皆様は
多少なりとも演劇やミュージカル、舞台などに
興味をお持ちの方だと思うのですが
演劇やミュージカルの雑誌が
日本でも発売されているのはご存じでしょうか?
正直言って、あたしは数年前までまったく知りませんでした。
映画や音楽、タレントに関する雑誌は
街の小さな書店に行ってもわりと扱われていますが
演劇雑誌は、演劇界同様の状況に置かれている感じで・・・
(考えてみれば当たり前の話ですが)
あたしも、こういう仕事をしているもので
読みたいなぁ、と書店で探してみるのですが
かなり大型の書店に行っても、置いてないことがしばしば。
まあ、演劇に関する本自体、ほとんど書店で扱われていないですけれど
一般の書籍は、ネット書店で注文すれば入手できますものね。
あたし達は首都圏にいるもので、
どうしても入手したいと思えば、紀伊國屋などに足を伸ばすことができますが
地方在住の方にとっては、さらに難しい問題ですよね。
と、そんなあたし達の悩みに応えてくれるかのように
世界最大のweb書店・
amazon
さんが、
雑誌の取扱を開始
してくれました!
とは言っても、まだ取扱数が少なく
演劇関連で言えば「演劇界」「男優倶楽部」「レプリーク」「歌劇」
といったところのみ。
amazonさん、是非他の雑誌たちも取り扱ってください・・・
<(_ _)>
演劇に関する雑誌
については
こちら
にまとめてありますので、ぜひご参照ください。
ちなみに雑誌の定期購読ポータルサイト
Fujisan.co.jp
では、ほとんどの演劇関連雑誌を取り扱っていて、定期購読できます。
なんだか宣伝じみてきてしまいましたが
いくら良質の舞台を創っても、
それを伝える媒体がなければ、評価や観客動員につながりませんものね。
あたし達もその一端を担いたいと志しつつ、
演劇やミュージカルを扱ってくださっている雑誌達にも
頑張ってほしいですね。
皆さん、街で見掛けたら、立ち読みせずに買ってあげてくださいね〜
kantaro
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