お芝居メルマガ「シアターリーグ」vol.52

2003/08/20




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         お芝居めるまが「シアターリーグ」 
Vol.52                 http://www.moon-light.ne.jp
       発行部数 まぐまぐ:5667 めろんぱん:127 melma:15
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お盆も過ぎ、普通は1年で1番暑い時期だというのに・・・
寒いですね〜
浴衣や半ズボンが、出番がないので小さくなっています。

お盆と言えば、夏祭りの盆踊り。
最近では、地域活性化の為に行われているような節も強いですが、
元々は、お盆に帰ってきた祖先の霊を迎え、返すための行事です。
ですから、輪になって踊る形であれば、中心には精霊棚があるべきなのですが
最近では太鼓を載せたやぐらがあることが多いようですね。

けれど、だからと言って、元来先祖を敬う宗教的行事が
年月を経て娯楽へとなってしまったものでもないようです。
なぜなら、霊を迎え送る行事にしては、お坊さんの姿はありませんし
踊りの時唄われる歌も、とても聖なる歌とは言い難いものが多いですよね。
意味あいを考えると、先祖の霊に心配をかけないよう
楽しく唄い踊っているのでしょうか?

しかし、盆踊りにも今年は厚着をして出かけた方が多かったのでは?
浴衣や半ズボンの出番が、今年の夏にはあるでしょうか・・・


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             演劇関係ニュース 
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69 sixty nine

村上龍が、これまで何度も映画化を断ってきた「69 sixty nine」。
ついに来春、妻夫木聡主演で公開されることが決まりました。

村上龍の自伝的小説で、1987年に単行本が発売され、ミリオンセラーに。
今回映画化を承諾したのは、企画した東映の熱意と、
宮藤官九郎が脚本を手掛けるという点に、心を動かされたそうです。

監督は、映画学校の卒業制作として作った「青〜chong〜」で、
「第22回ぴあフィルムフェスティバル」グランプリを受賞した
在日三世の奇才、李相日(リ・サンイル)監督です。


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☆「蒲田行進曲」(つかこうへい)
  1980年東京・紀伊國屋ホールで初演後、小説化された作品。
  第86回直木賞受賞作。
  1982年には深作欣二監督により映画化され大ヒット!


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            今週の舞台・演劇用語
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「ト書き」(とがき)

台本(脚本)で、俳優の動作を示した注意書きを「ト書き」と言います。
俳優の動きだけではなく、
場面の状況・音響・照明などの指定も「ト書き」。
この「ト書き」は歌舞伎の世界から生まれた言葉なのです。

歌舞伎の台本で、台詞と台詞の間に書かれたこの指定は、
「ト〜〜」と必ず頭に「ト」が付いていました。
「ト上手へ退場する・・・」「ト急に辺りが賑やかになる・・・」
といった感じですね。
この事から、「ト書き」と呼ばれるようになりました。

また、お芝居の世界では、
台詞と台詞の間、「ト書き」でもなく本当に何も書いていない部分を読めと、
よく言われます。
台本に書かれていない部分を考えるのが俳優の仕事ですからね。
その事を「行間を読む」と言います。


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あとがき

上演中に携帯電話が鳴るのって本当に迷惑ですよね。
先日客席で見た人は、なんと、メールをしていました!
公演中ですよ。
音は鳴らしていないのですが、明かりがとても気になりました。
舞台を観ている目の端にずっと小さな明かりが付いているのです。
気になってしょうがない・・・!

さて、開演前のアナウンスですが、なにか良いアイデアありませんか?
「お客様にお願い申し上げます。携帯電話・PHS・時計のアラームなど、
 音の鳴るものをお切り下さい。・・・」
丁寧すぎて、心ない人には伝わらないのでしょうか・・・
このままでは、
強制的に電源を切る装置が使われる可能性もあったりして。

私が観に行った芝居の中で一番面白かった開演前のアナウンスは、
市原悦子さん主演の舞台で、その市原悦子自らがアナウンスをしていました。
「携帯電話など音の鳴るものや、カメラでの写真撮影、ビデオ撮影は、
 出演者の自己顕示欲をいたずらに刺激いたしますのでおやめ下さい・・」
こんな感じでした。
面白かったけど、はたして携帯の電源を全員が切ったのかどうか・・・

帝国劇場など客席が圏外になっている劇場もあります。
電波を遮断することは可能でしょうから、
早く、多くの劇場にそういった装置が設置されることを願ってやみません。
しかし、圏外でもアラームやゲームは出来ますよね・・・
この問題点、何か解決の方法ありませんか?
                              岡本成師
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