お芝居メルマガ「シアターリーグ」vol.53 2003/08/27 |
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ お芝居めるまが「シアターリーグ」 Vol.53 http://www.moon-light.ne.jp 発行部数 まぐまぐ:5753 めろんぱん:129 melma:15 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 8月ももうじき終わりですね。 学生の皆さん、宿題終わりましたか〜? ところで、今日8/27は「寅さん」の日。 1969年の今日、山田洋次監督・渥美清主演の映画 「男はつらいよ」シリーズ第1作が公開されました。 そして、1953年の明日8/28は、民放テレビがはじめて放送を開始した日。 放送局は日本テレビで、開所式実況に続く最初の番組は 「祝賀舞踊・寿式三番叟」 歌舞伎の有名な演目ですね。 ご存じの方も多いかと思いますが 寅さんが最初に登場したのは、実はテレビドラマ。 テレビ最終話で死んでしまった寅さんですが あまりの反響の大きさから映画化され、 以来48作にも及ぶ世界最高の長編シリーズとなりました。 サイト上クイズコーナーには、寅さんクイズもありますので まだチャレンジしていない方は、ぜひ1度見てみてくださいね。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 演劇関係ニュース ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「出てった女」 岸本加世子原作の「出てった女」が、 フジテレビで放映されることが決まりました。 オムニバス形式のショートドラマ4本で、 それぞれが10分程なのですが、なんと、出演者は一人ずつ! 一人芝居の四本立てと言ったところでしょうか。 放送予定は深夜なのですが、出演陣は豪華です。 松下由樹、篠原涼子、ビートたけし、そして岸本本人。 北野武監督映画の常連である岸本加世子の作品に、 今度はたけしが挑戦します。 (放送は9月29日深夜0時35分予定) 一人芝居だけに、演技力・存在感など様々な面が期待できますね。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ お知らせ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ☆第9回プレゼント受付開始しました。 今回は「クオカード(5000円分)」を1名様にプレゼント! ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ シナリオ Pick Up! ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 戯曲と、読者や上演者との出会いの場「シナリオリーグ」 登録されたシナリオからPickUpして、 毎週このメルマガでもご紹介していきます。 ☆「けれどスクリーンいっぱいの星」(高橋いさを) ごく平凡な日常の中に、突然やってきた世界征服を企むもう一人の自分。 突然の侵略に立ち向かう5人の男女が、 武器も通じない敵の唯一の弱点「醤油」をめぐって・・・ ☆「池袋ウエストゲートパーク」(宮藤官九郎) 刺す少年、消えた少女、潰し合うギャング団。 今夜もトラブルを退屈しのぎに、池袋を駆け抜けろ! 躍動する青春ミステリー。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 今週の舞台・演劇用語 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「なぐり」 一般的には「金槌・げんのう・トンカチ・ハンマー」と呼ばれることの多い 釘を打つ大工道具を、芝居の世界では「なぐり」と呼びます。 一般の金槌よりも柄が長く、 頭部分は、片方が四角く平らな打つ部分、 もう片方が、釘抜きになっています。 そして、釘抜きとしての使用を頻繁に行うため、 くさびで止めてあるだけでなく、金具で頭と柄を止めてあるのが特徴です。 釘を打つ際、柄が長いので通常よりも力が入ります。 つまり、少ない回数で釘を打つことが出来るのです。 また、釘を抜くのも一緒で、小さな力で大きな力を発揮します。 舞台の仕込み・解体をスムーズにこなせるようになっているのですね。 しかし、慣れないと使いづらいため、 若い人が指を打っているのをよく目撃しますが・・・ 語源は、物騒な「殴る」ではなく、 松の枝をおろしたものから葉をとったもののことを、 「なぐり」と言っていたことから来たそうです。 柄の材料として、堅い松の木を使っていたのではないでしょうか。 ちなみに同意語の「げんのう(玄翁)」は、 昔、悪霊が宿っているといわれた殺生石を、 玄翁和尚という人が、金槌を使い 殺生石を割って悪霊を取り除いたという言い伝えから、 「金槌」を「玄翁」と呼ぶようになったそうです。 また、泳げない人を「かなづち」と呼ぶのは、 金槌は、頭が重くて水に沈むからですね。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● あとがき 世界陸上真っ最中ですが、みなさん見ていますか? フランス開催なので、日本では真夜中がライブ。 普通の生活を送っている人にはちょっと辛い時間でしょうか。 世界陸上と言えば、 ジョン・ドラモンドのフライング失格への抗議が波紋をよんでいますね。 ルールなので従わなければならない、というのは当然ですが 今大会のスターターを見ていると、 彼が抗議したくなる気持ちもわかるような気がします。 100m準決勝などは 選手がクラウチングスタートから腰を上げる間もなくスタート。 記録が平凡だったと言いますが、 あれじゃ良い記録なんか出るわけないと思うのですが・・・ 大体、2回目にフライングしたら、1回目にした選手が誰であろうと 2回目にした選手が失格というのは、ルール的におかしいですよね。 それなら、スタートが苦手な選手なら 最初わざとフライングして、2回目のスタートで全員にプレッシャーをかける という方法が使えますよね。 それに、スタートの合図から0.1秒以内にスタートしたらフライング というルールも甚だ疑問です。 生理学的に0.1秒以内の反応が無理だということかららしいですが 反射神経を嫌というほど磨いているであろう短距離ランナーが 常識を越える反応を示すことが絶対ないと言い切れるのでしょうか? そういえば東京ドームの天井も、 人間の力では当たるはずがない、という高さに作られていましたよね・・・ 国際陸連はジョン・ドラモンドとアメリカチームに対し 今大会参加を自粛するよう促したそうです。 今後の展開が気になるところです。 kantaro ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● |