vol.42 2003/06/11

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」 
Vol.42                 http://www.moon-light.ne.jp
       発行部数 まぐまぐ:4811 めろんぱん:117 melma:9
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九州から次々と梅雨入りですね。
天気予報を見ても、北海道を除いて晴マークが見あたりません。
雨だけならまだしも、ムシムシ暑く嫌な季節になりましたね。
ヽ(`⌒´メ)ノ

なんで、こんな天気が続く6月を「ジューンブライド」と言って
結婚すると幸せになれる月だというのでしょう?

6月は英語でJune。
これは、ギリシャ神話に出てくる、
主神ゼウスのお妃ヘラ、ローマ名「Juno」という女神に由来しています。
女神ヘラは結婚・出産を司り、家庭・女性・子どもの守護神です。
6月の守護神がヘラであることから、加護を受けられて幸せになれるのです。

ということで、
これはギリシャ神話に基づく話です。
そこで日本式に考えた場合、
10月に出雲で結婚すれば、集まった神々に祝福してもらうことができます。
神前で式を行う方、ジューンブライドは通じませんのでご注意を!


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              演劇ニュース 
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「第57回トニー賞

アメリカ演劇界で最も栄誉ある賞と言われる、
トニー賞の授賞式が行われました。
最多は8部門を制した「ヘアスプレー
ミュージカル作品賞・主演男優賞・主演女優賞・演出賞・脚本賞・
最優秀オリジナルスコア賞・助演男優賞・衣装デザイン賞と、
ミュージカルの主要部門を独占しました。

話が逸れますが、ちょっとした噂話を。
トニー賞を受賞すると出演以来が殺到するそうなのですが、
受賞後、俳優はギャラの金額を設定しなおします。
やはり、1セントでも多く貰いたいものですよね。
しかし、この設定に失敗した人もたくさんいるそうです。
高くしすぎて仕事をもらえなかったり、長く続かなかったり、
また、安くしすぎて失敗したり。
権威ある賞だけに、その後の動向は難しいのでしょうね。


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              お知らせ
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☆第6回プレゼントが〆切間近です。
 15日が〆切ですので、ご応募がまだの方はお早めに!

☆管理人も参加のチャット大会が6/14(土)23:00より開催されます。


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             シナリオ Pick Up!
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戯曲と、読者や上演者との出会いの場「シナリオコーナー」
登録されたシナリオからPickUpして、
毎週このメルマガでもご紹介していきます。

☆「ピルグリム」(鴻上尚史
  オアシスという物語に取りこまれ、
  執筆中の小説の世界に連れ込まれていく作者・・・
  オアシスとは? ユートピアとは?
  鴻上尚史の代表作の一つ! 必見です。

☆「東京ノート」(平田オリザ)
  第39回岸田戯曲賞を受賞した平田オリザの代表作!
  家族の緩慢な崩壊を描いた静かで熱い物語。


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           今週の舞台・演劇用語
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「東西」(とうざい)

舞台袖の奥にある幕のことを「東西幕」と言います。
舞台前面から奥にむかって縦方向にある幕のことです。
この幕はお客様から袖の奥が見えないようにするためにあります。
       (舞台奥)
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   東┃━━袖     袖━━┃東
   ┃━━袖 (舞台) 袖━━┃  
   西┃━━袖     袖━━┃西
下手━━━━━━━━━━━━━━━━上手
       (客席)

さて、舞台横方向を指す言葉は「上下(かみしも)」ですが、
縦方向をなぜ「東西」と言うのでしょうか?
この言葉、歌舞伎初期の時代に生まれた言葉でした。

歌舞伎が今のような常設舞台ではなく、まだ仮説舞台で移動公演していた頃
昼間の公演で舞台に太陽の光が当たるよう、
舞台を南向きに設置していたそうです。
お客様は太陽(南)を背にして観劇していたのですね。
つまり、現在の定式幕(緞帳)は東西に引かれていたというわけです。

その言葉が現在も残り、舞台奥で密かに受け継がれているようです。


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あとがき

先日、ピアノのリサイタルを見てきました。
生まれて初めての経験。
とてつもない感動に包まれてしまいました。
申し訳ないのですが、見る前は全く期待していなく、
「寝てしまうかな?」と思っていたのですが、
音・テクニック・雰囲気と、飽きることなく1時間半を過ごしました。

で、思ったのですが、
私は始めてで、目も耳も肥えていないので感動したのではないかと。

実は芝居を始めて何年かした頃、
お芝居を見ている自分が
以前の自分と違う見方をしていることに気がついたことがあるのです。
「あそこがよくない」「あの演技はちょっと」・・・と。
その自分に気がついた後、お芝居を見るのが嫌になってしまい、
仲間と話し合ったのを覚えています。

やはり、目が肥えても、耳が肥えても常に新鮮な気持ちで、
また、好意的に物事を楽しむ気持ちが大切なのですね。
娯楽なのですから。(笑)
                               岡本成師
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