■ミュージカル「スウィーニー・トッド」
アメリカでは映画が公開・ジョニー・デップの歌も好評の模様
■SE・M・PO
中島みゆき作曲のミュージカル
■第42回紀伊国屋演劇賞
団体賞はNODA・MAP
■第20回日刊スポーツ映画大賞
演劇・映画賞が発表され始めると年末という感じですね
■チケットぴあがシステム移行
25日からぴあのシステムが完全停止・チケット引取お早めに
■演劇チケット発売情報
12/12〜18発売の演劇・ミュージカルのチケット発売情報
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今週の舞台・演劇用語
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「表方・裏方」(おもてかた・うらかた)
劇場では舞台を境に、客席側を「表」、楽屋側を「裏」と呼びます。
そして、それぞれで働く人を「裏方」「表方」と言います。
「裏方」は大道具・小道具・音響・照明など、
お客様からは直接見えない仕事。
「表方」は受付・チケット係・売り子・誘導員など、
主に観劇に来られたお客様と直に接する仕事をする人を指します。
ちなみに、表方には劇場の支配人なども含まれます。
芝居に関わる人が裏方で、劇場で働く人たちが表方という感じですが、
近年は、表方を抱えている大きな劇場も一部あるものの、
多くの場合は、興行を行う側が受付などの表方を用意しています。
中小劇団ですと、非出演者である劇団員が両方を務める場合が多いようです。
そして、公演の主役である「出演者」は表裏どちらにも属しません。
「裏方」と「表方」に助けられて存在するという位置づけですね。
「陰で仕事をする役目」という意味で一般化している「裏方」に対して、
サービス業の仕事がこれほど増えたにも関わらず、
「表方」は、演劇界の言葉に留まっているところがおもしろいですね。
次回は「際物」という演劇用語をお伝えします!
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・取り上げて欲しい「演劇用語」募集中!
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あとがき
シアターリーグを開設しようとスタッフ間で打ち合わせをしていた
今世紀初め頃(というと大昔のようですが)は、
観劇の敷居を低くしたい、というのが目標だったのですが、
近年は様々な理由で、かなり敷居が下がった感じですよね。
舞台人の映像進出、有名俳優の舞台進出と相互交流が進んだ他、
ミュージカルの人気、有名舞台作の映画化など、理由は色々あると思います。
最近は舞台の観客動員・市場規模共に概ね年々増加傾向で、
ごく一部の人の楽しみだった観劇が広く浸透してきたのは
私も嬉しく思いますし、今後の業界全体の展開にも期待が膨らみますよね。
しかしここ数年、大型の商業公演が増加し成功を収める中、
中小の劇団公演などは、むしろ以前より苦戦を強いられている印象も。
最近の日本が、なんでも大企業が独占する世の中になってしまい、
世相通りと言ってしまえばそれまでなのですが、
舞台などの文化は、多種多様なものがあってこそですし、
一定の企業だけが独占するようになっては発展は望めない気がします。
「日本にもブロードウェイを」というスローガンを時折耳にしますし、
私もあってほしいと願いますが、
それにはオフ・ブロードウェイのような形態も必需なのかもしれません。
大企業による大型の作品だけがヒットするのではなく、
オフから進出してきた作品や人材が人気となる土壌もあるからこそ、
「アメリカにはブロードウェイがある」のではないかな、と思うのです。
kantaro
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