■第13回劇作家協会新人戯曲賞
黒川陽子「ハルメリ」が受賞
■第50回グラミー賞
ノミネート作が発表されました
■加藤昌史ロングインタビュー
キャラメルボックス制作総指揮
■NHKシアター・コレクション'08
再演と放送で優れた舞台芸術を紹介
■テイクフライト
公演のCD化を予告
■大阪労演
最古の演劇鑑賞団体が年内解散
■演劇チケット発売情報
12/5〜11発売の演劇・ミュージカルのチケット発売情報
■映画前売りチケット
12/15〜公開映画の全国共通前売り割引チケット
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今週の舞台・演劇用語
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「客入れ・客出し」(きゃくいれ・きゃくだし)
劇場を開場する時、劇場の中では「客入れします」などと言っています。
このように、劇場へお客様に入場してもらうことを「客入れ」、
逆に退場してもらうことを「客出し」と言います。
この作業は、ほとんどの場合専任のスタッフが配置されるのですが、
公演によっては少し特殊な業務となります。
スタッフの呼称は、
指定席の場合は、お客様のチケットを見て誘導する「案内係」、
自由席の場合は、状況を見て判断する「客席係」。
「案内係」は大きな劇場に多く、
「客席係」は小劇場などが多いかと思います。
そして、人気のある公演などでよくあるケースですが、
予想を超えるお客様が集まってしまた場合、
この「客入れ・客出し」の係が大きな役目を果たします。
少しでも奥に詰めてもらい、一人でも多く座れるようにしたり、
補助席や座布団を持ってきて座ってもらったり・・・
あるいは、出入り口付近の数席を販売せず、予め残しておく方法もあります。
これは遅れてきたお客様を通すための席で、
他のお客様の集中を遮らずにご案内するための心遣いなのです。
ただし、劇場には定員が定められており、
これを超えると消防法や各地の条例などに抵触してしまいます。
公演を行うときは、消防署に確認・申請し、
有事に備えて入口に誘導員を配置するなどの措置が必要ですのでご注意を。
劇場では、この他にも直接お客様と接する仕事がたくさんあります。
受付・チケット係・売り子etc...とあげられますが、
これらを称して「表方」と呼びます。
この「表方」などについて、次週以降お伝えしていきますね。
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あとがき
最近、演劇関連のDVDが非常に数多く発売されています。
ほんの数年前まで、舞台がDVD化されるとちょっとしたニュースでしたが、
今では、数え挙げるのも難しい程多くの作品が映像化されています。
興味のある方は、このあたりのページをご覧ください。
■舞台演劇DVD
■演劇DVDニュース
これらのDVDは、ほとんどレンタルにも出回りませんし、
ファンにとっては高い金額を出して買うしかないのが、少々残念です。
ネットで気軽&安価で見られたりすれば、ファンの裾野を広げる役目も
果たしそうですが、日本映画でさえなかなかネット配信されない現状、
権利関係で難しいのでしょうね。
しかし、演劇DVDの発売数が増えている中、これだけミュージカルの上演数が
増えていても、公演CDはあまり発売されませんね。
私だったら「レンタルするもの」という意識のあるDVDは、
散々悩んだ末の購入になりそうですが、
「気に入った作品は買う物」という感覚のCDは、
気軽に買う気がするのですが、多くの方はそうではないのでしょうか?
ブロードウェイで上演される人気作の中には、
再演されキャストが替わるたびにCDが発売される作品もあります。
それが可能なのは、CDが売れるからでしょうし、
売れるのは、15ドルくらいで購入できる価格の面も大きそうですよね。
日本では、特典映像などもついた公演DVDが5,000円位で、CDが3,000円程。
価格を考えるとCDの方が割高に思えて購入するのを躊躇してしまいますし、
現在全体的にCDが売れないのも、結局この理由が一番大きそうですよね。
kantaro
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