2007/11/21
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お芝居めるまが「シアターリーグ」
Vol.274
http://www.moon-light.ne.jp/
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1889年の今日は、歌舞伎座が開場した日です。
歌舞伎座は、
演劇改良運動の一環として、東京・銀座に作られた歌舞伎専門劇場。
1911年には純和風の外観に改築しましたが、わずか10年後の1921年に焼失。
建て直し中の1923年には関東大震災に遭うという不運に見舞われましたが、
1924年、現在も引き継がれている桃山様式風の歌舞伎座が完成しました。
その後、1945年には東京大空襲で再び焼失しますが、
1951年、現在の歌舞伎座が完成。
2002年には、国の登録有形文化財にも指定されています。
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演劇ニュース
&コラム
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Japan Now
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火の鳥・アドルフに告ぐ
来年は手塚治虫生誕80年
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「ユタと不思議な仲間たち」テレビ放映
23日10:00〜NHK教育で
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宝塚花組公演を映画館で上映
全国7箇所の映画館でライブ中継
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映画「スウィーニー・トッド」
日本公開が決定しました
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演劇チケット発売情報
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今週の
舞台・演劇用語
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「蝶番・抜き蝶番」(ちょうつがい・ぬきちょうつがい)
「蝶番」は、ドアや箱などを開閉するために用いる金属の部品のことです。
最近では「丁番(ちょうばん)」と言うことも多いですが、
2枚の金属と回転軸で出来た姿が蝶々(チョウチョ)に似ていることから
蝶の番(チョウのつがい)と名付けられたものなので、
「蝶番(ちょうつがい)」が、本来の正しい言葉になります。
「蝶番」は、芝居の世界でも日常と同様の使い方をしますが、
パネルの開閉など、場面転換の効率を図るのを目的に用いるあたりが、
特徴的な部分かと思います。
特に、蝶番の軸部分の芯が取り外せるようになっている物を
「抜き蝶番(抜き蝶)」と言い、舞台セットにおいては
転換や仕込み、ばらしが簡単になるため重宝します。
2枚の羽部分は道具本体に固定しておけるので、
芯を抜き差しするだけで、素早く正確に道具を組み立てたりできるわけです。
抜き蝶番は、舞台の道具以外では見かけませんし、
また一般的な用途もあまりなさそうですよね。
きっと、裏方さんのアイデアから生まれた物なのではないでしょうか。
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あとがき
最近、携帯電話で執筆された小説「ケータイ小説」が人気のようですね。
ネットと携帯電話のおかげで、誰でも簡単に作品を他人に読んでもらったり、
批評してもらうことが可能になったわけで、
自費出版したり、同人誌を出したりしなければ不可能だった頃を思うと
作家を目指す人にとって、良い時代になったなぁと思います。
しかし、内容・文章共に稚拙な物を、若年層の間で流行したからといって
簡単に書籍化・映画化し、商売にする最近の傾向はちょっと疑問に思います。
自作をネットに公開することは誰でもできますが、世の中には多くの作家や
作家志望の方がおり、作品を本として出版してもらうのは
とても難しいことだと思いますし、映画に関しても同様ですよね。
出版社や映画会社には、そのジャンルの文化や消費者に対する責任があると
思いますし、質の良くない物を大々的に喧伝し、一時の利益を追求することは
その文化の衰退につながり、結局は自らの首を絞めることになる気がします。
私が若い頃はアイドル歌手全盛期で、音楽という文化を浪費し、
結果としてCDが売れなくなった現在、業績好調な邦画がその替わりを務めよう
としているのであれば、非常に悲しいことのように思えてしまいます。
kantaro
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