2007/3/21

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　　　　　　　　　お芝居めるまが「シアターリーグ」　　
Vol.239　　　　　　　　　　　　　　　http://www.moon-light.ne.jp/
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1951年の今日は、日本初のカラー映画と言われる
「カルメン故郷に帰る」が公開された日です。

この映画は、木下恵介監督・脚本、
高峰秀子・笠智衆などの出演で、松竹により制作されました。
しかし、初めてカラー映画を撮るにあたり、当然不安点も数多くあり、
一応従来のモノクロフィルムでの撮影も同時に行われていたそうです。

結局、無事カラー映画として封切られ、モノクロフィルムはお蔵入りとなって
いたこの映画ですが、他界した木下監督の遺品からこのフィルムが見つけられ
「木下恵介DVD-BOX」の第二集に収録、2005年に一般発売されています。



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　　　　　　　　　　　　演劇ニュース＆コラム
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■第1回福岡演劇フェスティバル
4/13〜西鉄ホールなどで開催

■キャバレー2007年上演
松尾スズキ演出・松雪泰子と阿部サダヲが主演

■ミュージカル「キャバレー」
作品詳細

■楽天とローソンチケット提携を解消
既に楽天チケットではローソンチケットが扱われていません

■演劇チケット情報
3/14〜3/20発売の演劇・ミュージカルのチケット

■映画前売りチケット
3/24〜公開映画の全国共通前売り割引チケット



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　　　　　　　　　　　　　今週の舞台・演劇用語
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「オープン・ステージ」（open stage）

以前ご紹介した「コロシアム」や「プロセニアム」と同じく、
劇場の様式（スタイル）を指す言葉です。
「コロシアム」はサッカーの競技場のように、
周りに客席があり中央に舞台があるスタイル。
「プロセニアム」は客席と舞台を額縁などで仕切るスタイルです。

「オープン・ステージ」とは、客席と舞台の仕切りがまったくなく、
同じ空間に存在するオープンスペースのスタイルをいいます。
高さのある舞台は存在しませんので、
後ろに行くほど客席が高くなる、円形（または半円形）の劇場が多く、
イメージとしては、相撲の土俵を想像してもらうと近いかもしれません。

オープン・ステージには、お客様と役者を区切る、
きちんとした舞台や額縁、幕などがありませんので、
観客としては非常に臨場感のある舞台を味わえる形の劇場といえそうですね。
しかし一方、役者側からすると、
客席からの死角が少ない分、非常に集中力が求められることになります。

日本では、東京の青山円形劇場が国内初のオープン・ステージの劇場です。
最近は世界的にもあまり見かけない形の劇場ですので、
機会があれば、是非足を運んでみてください。
演劇を数多く観た方でも、ちょっと驚く劇場だと思いますよ。


次回は「大道具・小道具」という演劇用語をお伝えします！
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・取り上げて欲しい「演劇用語」募集中！



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あとがき

今クールの連続ドラマも次々に最終回を迎えていますが、最終回の関東地区
視聴率で「華麗なる一族」が30.4％、「ハケンの品格」が26.0％と、
民放の連続ドラマでは、近年に珍しい高視聴率を獲得しています。

特に「華麗なる一族」は、関西で39.3％というすごい視聴率だったそうで、
関西では昨年末の紅白歌合戦でさえ37.6％でしたから、
関西が舞台だったいうことを含めても、ちょっと驚きの高視聴率ですね。

しかし、これだけの高視聴率を獲得していても、あまり世間一般でブームに
なっていない、評判と一致していないのが不思議な感じです。
最近のドラマでは、視聴率は芳しくないものの、
NHKの「ハゲタカ」の評価が高かったようですし、
思えば、テレビでも人気の脚本家となっている宮藤官九郎も、
毎回オンエア時の視聴率では苦戦を強いられていますよね。

当然ながら「視聴率＝作品の質」ではないのですが、
良質な作品より、スターが出演している作品の方が視聴者が多いというのは、
ちょっと残念な気がします。そして、最近は舞台の世界でも、
大きな商業的な舞台であるほど、スターを起用して観客を集めるという手法が
広まってきている感じがするのが、ちょっと気になるところです。
スターシステム自体が悪いとは思いませんが、
鑑賞していて「この人を起用したが故に作品の質が落ちてしまったなぁ」
と感じるのは、ちょっと悲しいことですよね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　kantaro
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