2006/6/14
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お芝居めるまが「シアターリーグ」
Vol.199
http://www.moon-light.ne.jp/
発行部数 まぐまぐ:3821 めろんぱん:156 melma:96
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1949年の今日は、旧映倫が発足した日です。
戦後、GHQが映画の検閲を行っていましたが、やがて審査機関の設置を示唆。
これを受けて映画界は、映画倫理規程を制定し、
「映画倫理規程管理委員会(旧映倫)」を発足させました。
しかし、当初設けられた映倫は業界内で作られた審査機関だったため、
様々な問題から議論を呼ぶことになります。
その結果、1956年に第三者による自主規制機関
「映画倫理管理委員会(映倫)」を設置、組織は現在に至り、
映画を審査してレイティング(R-18など)を定めています。
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演劇ニュース&コラム
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USJにウィケッド
ブロードウェイミュージカルのアトラクション誕生
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「ザ・ヒストリー・ボーイズ」が6部門受賞
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劇団四季「ライオンキング」で韓国進出
10/28開幕予定
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キャラメルボックス「雨と夢のあとに」
主演に11歳の福田麻由子を迎えて
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劇作家協会会長に坂手洋二
永井愛会長の任期満了退任に伴い
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演劇チケット情報
6/7〜6/16発売分
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映画チケット情報
前売り割引チケット
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今週の
舞台・演劇用語
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「屋体(屋台)」(やたい)
舞台上にある、主に家屋など建物のセットを「屋体」と呼びます。
お祭りの「屋台」のように簡易的な組み立て式な場合が多いことや、
盆踊りなどで踊る舞台を「屋台(踊り屋台)」と呼ぶことから、
「屋台」とも書かれますが、
舞台装置では「屋体」と用いる場合が多く、
特に道具を担当する方にはこだわりがある言葉となっています。
「屋台」は、屋根の付いた移動できる台(屋台店)として、
商売やお祭りで使われだしたと言われています。
それに対して、舞台では建物の中を見せるため、
壁のない骨組みだけのセットを建てるわけです。
服を着ていない骨組み(体)だけの建物のセットを、
「屋台」ではなく「屋体」と表現したのでしょうね。
現在ではどちらの漢字を使っても通りますが、
こんな職人さんのこだわりの表現もあるのです。
来週は「間口・奥行」という演劇用語をお伝えします!
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・取り上げて欲しい「
演劇用語
」募集中!
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あとがき
サッカーW杯、オーストラリア戦は残念でしたね。
しかし勝ち負けはともかく、ジーコ監督になってからの日本代表戦は
見ていてあまり面白くないように感じてしまいます。
理由を考えてみると、試合ごとのテーマやチームとしてのコンセプトが、
イマイチ見えてこないからのような気が。
映画や演劇を見終えて、「結局この作品は何が言いたかったんだろう?」
「この俳優はなにを表現したかったんだろう?」と、
何か釈然としないことがあります。
そういうときは、きっと明確なビジョンを持たないまま
創ったり演じたりしてしまったんじゃないかな?と想像するのですが、
今の代表にも、それと似たような煮え切らない雰囲気を感じてしまいます。
サッカーにしても、「こういうサッカーをやるんだ!」というものがあれば、
それが見ている者にも伝わり、
勝ち負けを超えて感動や共感を与えるものではないでしょうか。
4年前のW杯でも、トルシエは一貫したチーム作りをしていたにも関わらず、
最後のトルコ戦では、それまでの哲学を放棄するような戦術を取ったために、
何か納得いかない敗戦になってしまったように思います。
そんなわけで、団体で創り上げるものは、単に意思の疎通を図るだけでなく、
方向性や創造性の共有が大事なんだな、と思った次第です。
日本代表もなんとか立て直し、次のクロアチア戦は頑張ってほしいですね。
kantaro
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