2006/4/12

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」  
Vol.190                http://www.moon-light.ne.jp/
       発行部数 まぐまぐ:3935 めろんぱん:155 melma:91
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1877年の今日は、東京大学が創立された日です。

1684年に江戸幕府が設立した天文方と、
1858年に医者の私財によって設立された種痘所。
共に数度の変遷を経て、東京開成学校と東京医学校という名称になります。
そして1877年の今日、両校は合併され、東京大学が開設されました。

演劇に関連の深い大学と言えば、まず早稲田が思いつくと思いますが、
東大の駒場キャンパスには、黒木文庫という演劇書コレクションがあります。
これは江戸を中心とした日本演劇と音楽資料。
ちょうど現在、駒場博物館で5/7まで初公開されると共に、
画像データベースがネットでも公開されています。



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             ニュース&コラム
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歌舞伎町を舞台に移動演劇
夢〜歌舞伎町物語

第31回菊田一夫演劇賞
大賞は鹿賀丈史

第24回向田邦子賞
遊川和彦「女王の教室」

優れた101の映画脚本

楽屋の王様〜ギャグこそマイウェイ
小松政夫の舞台がDVD発売

心を込めて...
本田美奈子.アルバムにブライアン・メイも参加

演劇チケット情報
4/6〜4/12発売分


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             今週の舞台・演劇用語
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「ハレ(ハレーション)」(halation)

明るすぎてはっきり見えないことを指す演劇用語です。
演劇やテレビ・映画などは、出演者はメイクをします。
その理由は、役作りはもちろんですが、
このハレーションを防ぐのも目的なのです。

結婚式等でスピーチをする人に当てている照明が想像しやすいと思いますが、
強い光量のピンスポットをスピーチの人に当てると、
その人の顔がぼやけて見えますよね。
これがハレーションです。

本来は実写の撮影やカメラ撮影の現場から生まれた言葉で、
カメラの場合は埃など、空気中の浮遊物によるものが多いそうです。
雨や雪の時にもよく起こります。

そして、舞台でも同じような現象が起こるので使われるようになりました。
俳優のメイク修行でも、この辺りが理解できるかどうかが問われます。
ただ単に顔にドーランを塗るわけではなく、照明を計算に入れて塗るのです。

例えば、元気そうだった人が場面が変わって顔色が悪くなるとします。
元気そうだったときは普通の照明で、
顔色が悪くなるときはピンスポットを当てるとすると、
メイクの順番を[地塗り→悪い顔色→元気な色]
と重ね塗りしておけば、ハレの力で一番上の元気な色が飛び、
具合の悪そうな色がお客様の目には見えるのです。

ここまで計算し実現できるのは、かなり熟練した俳優だけですが、
そのために先週ご紹介した「シュート」(照明合わせ)があるのですね。


来週は「目つぶし」という照明用語をお伝えします!
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・取り上げて欲しい「演劇用語」募集中!
・演劇においてのアクシデント募集中!



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あとがき

1979年にTV放送された、アムロとシャアのファースト・ガンダム。
DVDで発売されることが決まりました。
機動戦士ガンダムDVD-BOX 1 特典フィギュア付(完全初回限定生産)
DVD-BOX2つで7万円を超える値段でも、売れるとわかりきっているソフト。
発売元のバンダイは危ないのでは?とか、
次世代メディアの発売が決まったためのDVD発売か?
などと口さがない噂が飛び交っていますが、実際はどうなのでしょうね。
この高価格に加え、発売は年末だというのに、
発売決定以来DVDの売上ランキングでは常に1位を獲得しています。

これとは関係ないかもしれませんが、
ここ数年言われていたリバイバルブームも
ついに70年代にまで突入したのかしら?という印象がする今日この頃です。
最近流行の音楽を聴いていても、HIP-HOPなど新興の音は一段落で
70年代を思わせるfolk songっぽい楽曲が多い気がしますし、
近年男性に流行の髪型を見ていても、Beatles時代に戻ったかのような感じが。

以前も、映画やドラマでリメイクが多い、ということを書きましたが
本当に文化的なものを中心に、こうした回顧的なものが多い気がします。
私は、景気が良いときは新たな文化が生まれ、そうでないとき流行は巡る、
という風潮のように思っているのですが、どうでしょうか?
企業レベルで景気が良くなっていても、個人レベルでそうでなければ、
文化や娯楽的なものに新しいmovementが起こらないように思います。

最近の流行を見ていると、万一個人レベルまで景気が良くなることがあれば、
ニュー・ロマンティックに影響された80年代後半、
バブル期のようなスタイルが再び流行るのかなぁ、なんて思ったりします。

                               kantaro
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