2006/2/8

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」  
Vol.181                http://www.moon-light.ne.jp/
      発行部数 まぐまぐ:4121 めろんぱん:144 melma:85
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今日はロカビリーの日。
1958(昭和33)年の今日、有楽町の日劇(今の有楽町マリオン)で
ウエスタンカーニバルが開かれました。

1955年、映画「暴力教室」が公開され、
ビル・ヘイリーが歌う主題歌「ROCK AROUND THE CLOCK」が大ヒット。
これがロカビリー初のヒット曲と言われています。

そして1958年の今日、ウエスタンカーニバルが開催。
後に「ロカビリー3人男」と呼ばれる
ミッキー・カーチス、平尾昌章、山下敬二郎などが人気を博し、
その後ロカビリー旋風を巻き起こします。

3回目の開催では坂本九のデビューもあり、
ますます盛り上がったウエスタンカーニバルですが
1971年、57回をもって幕を閉じます。
その後音楽界は、ロカビリーからロックの時代に移っていく感じですね。

また、昭和8年に立てられ、昭和56年に取り壊された日劇は、
まさに昭和の東京文化史を代表する存在と言えそうです。
日劇ミュージックホールについては以前の前書きで書いていますので
興味のある方はご参照ください。



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              ニュース&コラム
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木更津キャッツアイ ワールドシリーズ
完結編今秋公開

第13回読売演劇大賞
大賞は蜷川幸雄

演劇チケット情報
2/2〜2/9発売分

OnGenが宝塚の楽曲を配信
ミュージカルのネット配信ついに開始!

BEST MUSICAL2
石井一孝/浦井健治など参加のミュージカルアルバム



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            今週の舞台・演劇用語
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「オーケストラピット」(オケピ)
「オーケストラ迫り」(オケ迫り)

オペラやミュージカルなどに対応した劇場では、
舞台と客席の間にオーケストラ・ピット(オケピ)が設けられています。
オケピとは文字通り、オーケストラ(楽団)のピット(場所)という意味で、
観客席からは見えないように、舞台面から下がっています。
断面図で説明するとこんな感じでしょうか↓

     ┃
     緞
     帳
     ┃↓ここがエプロン↓
━━舞台━━┓   ┏━━━┓ 客席 
      ┗オケピ┛   ┗━━━━  

しかし、オケピを使わない作品ではこのスペースが無駄になってしまうので
オケピスペースの床は昇降するようになっていることが多く、
様々な用途に使えるようになっています。
これを「オーケストラ迫り」(オケ迫り)と言います。

ミュージカルなどでオーケストラ・ピットとして使われるこのスペースは、
舞台面まで迫り上げ、舞台の一部として使うことができます。
これが、先週ご紹介した「前舞台(エプロン)」ですね。

また、客席と同じ高さにして、客席最前列として使用することもあります。
この場合、例えば席の列を「いろはにほへと」で表している劇場でしたら
オケ迫りの部分は、列を「ABC」順など違う表記にしていることが多いです。
すると観劇の際、「A列だから最前列だ!」と喜んで劇場に行ってみると
すごく上を向いて観なければならなかった、なんてケースも・・・
前の方の席がある!と喜ぶ前に、
可能ならチェックした方が良いかもしれませんね。

逆に、あらかじめオケピのスペースがないのにエプロンを設けた場合、
最前列が1列目ではなく5列目などになることも。
そんなときは
「あぁ、前の方の客席を潰してエプロンを作ったのだなぁ〜」
と、大道具さんの努力を感じてあげてください。(^O^)

さて次回は「キャットウオーク」という用語をお伝えいたします。
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取り上げて欲しい「演劇用語」募集中!



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あとがき

昨年、舞台では再演が多かった一年でしたが、
最近はテレビ・映画でリメイクや復活の話題が多いですね。

テレ朝は1991年から放送していた「七人の女弁護士」を
釈由美子の主演でリメイク。
フジは、1970年からTBSで放送された「アテンションプリーズ」を
上戸彩の主演で復活させます。
また映画でも、4代目麻宮サキに松浦亜弥を迎え
「スケバン刑事」を20年ぶりに製作と、枚挙に遑がない感じです。

なぜ今再びスケバン刑事?というのは不思議ですが、
テレビドラマは、各局とも視聴率低下で迷走している感じがします。
NHKでも、1966年の「おはなはん」以来40年行ってきた
ヒロイン・新人オーディションを中止、
4月から放送される朝の連続テレビ小説「純情きらり」には
女優として活躍中の宮崎あおいがヒロインに決まりました。

NHKといえば、音楽番組「ポップジャム」も
毎週放送から年8回の放送に削減されるそうです。
これでレギュラー放送のまともなポップス音楽番組は
テレ朝の「ミュージック・ステーション」くらいになってしまいますね。

最近、ドラマも音楽番組もテレビから減る一方ですね。
民放では、視聴率が取れない番組がなくなるのは仕方ないにしても、
せめてNHKは、あまり視聴率ばかりにこだわるのではなく、
文化的見地からも番組の存続を考えてほしい気がします。
そうでなければ、受信料契約方式で運営している意味がありませんものね。

                               kantaro
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