2006/2/1
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お芝居めるまが「シアターリーグ」
Vol.180
http://www.moon-light.ne.jp/
発行部数 まぐまぐ:4121 めろんぱん:144 melma:85
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1953年の今日、NHKが日本初のテレビ放送を開始しました。
放送開始は1953/2/1の14時。
東京・内幸町のNHK第1スタジオより、古垣鉄郎会長の挨拶で幕を開けました。
そして最初のコンテンツは舞台劇「道行初音旅」
これは「義経千本桜」の物語で、
今でも歌舞伎や文楽で上演されている演目です。
テレビ放送開始日のこの日は21時まで放送が行われたそうですが、
その後は通常1日4時間程度の放送。
この頃、NHKにはたった5台のカメラしかなく、放送は映画を除いて生放送。
当初の受信契約数は866、受信料は月額¥200だったそうです。
貨幣価値を考えると、今の受信料約¥2,700とだいたい同じ金額ですね。
ちなみに家電としてのテレビは当時¥20〜30万だったようですから
とても庶民に手が出る価格ではありませんね。
そのため、街頭テレビや飲食店で見るものだったテレビ。
各家庭に普及したのは、1964年の東京オリンピックからと言われています。
今年は、サッカーW杯で
テレビの買換、液晶やデジタルテレビの普及が見込まれているようです。
こうしてみると、時代は変わっても人の動向は変わらないんだな・・・
という感じがしますね。
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ミラコミラコロックンロール
」(大矢場智之)
ミラコミラコは人形劇団。たった一人でミラコミラコ。
劇場主は気難しい。1対1でミラコミラコ。
ショートオムニバスの二人芝居。ゴールデンウィークのちょい前に
ちょっと違うぜ、今度のインパラ。
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今週の
舞台・演劇用語
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「エプロン」(apron stage)
先週「張り出し舞台」という言葉をご紹介しましたが、
ミュージカルやオペラ・バレエなど、主に洋物に対応した劇場では、
同じく緞帳よりも前にある舞台を「エプロン」と呼びます。
弓状・楕円形のものが多いのが特徴ですね。
元々は「自分たち(俳優側)の前にある」という感覚と、
その形が台所仕事などのときに使う前掛けに似ていることから、
「エプロン」と呼ばれだしたそうです。
エプロンは、緞帳が降りていても芝居が続けられるという点と(緞前芝居)
オーケストラピットを隠せるという点で、
様々な演出効果を生み出せるという利点があります。
では「前舞台・エプロン・張り出し舞台」の日本での違いは?と言うと
現在では具体的な定義はなく、かなり混同して使われています。
元々、演劇・オペラなど、発祥や劇場の違いから来ているので、
その辺りから言葉の使い分けがあるのかもしれませんね。
ちなみに英語では、エプロンは「apron stage」、
舞台前は「down stage」、反対語になる舞台奥は「up stage」
張り出し舞台は「thrust stage」、細長く張り出したものは「cat walk」
と、それぞれ言葉が存在します。
次回は、このエプロンの中に隠れている、
「オケ迫り」という用語をお伝えします。
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あとがき
昨年のレコード店におけるCD販売額が、2004年比11.9%も減少したそうです。
ネットショップやダウンロードでの販売を合算すれば
そこまで酷い落ち込みにならないとは思いますが、
それにしても邦楽を中心としたCD売上げの低迷は止まらない模様です。
理由に関しては、質が下がった、聴きたいものがない、CDが高い、などなど
いろいろな理由が挙げられていますが、
近年、音楽界で大スターが生まれていないのも気になるところです。
まもなくBon JoviやRolling Stonesが来日、ドームツアーを行いますが、
今世紀日本でデビューしたアーティストでそれをできる人がいるでしょうか?
考えてみると、90年代に誕生した大物が今なお君臨している感じで、
その後そこまでのスターが生まれていないように思えます。
映画界でも、一枚看板で客が呼べるスター不在が言われて久しいですが
これだけ情報が多様化した現在、どの業界も同じなのかもしれませんね。
現在、芸能に関しては、一旦ファンをつかめば
情報はネットで発信できますし、物販も直接販売が可能。
こうして各個人の趣味嗜好に対し、それぞれのメディアが充実してくれば
テレビなど既存のマスコミは存在意義が問われてくるでしょうし、
売る側の「まずマスコミに露出」という方法自体
これからは変わっていくのかもしれません。
するとテレビは多チャンネル化が進み、ラジオの放送局や雑誌の種類は増え、
個々の利用者・ファンは減り、ますます情報の細分化は進む、
ということになっていくのでしょうか。
そう考えると、ますますスターが生まれづらい時代になりそうですね・・・
kantaro
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