2005/12/28

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　　　　　　　　　お芝居めるまが「シアターリーグ」　　
Vol.175 　　　　　　　　　　　　　　　http://www.moon-light.ne.jp/
　　　　　　 発行部数　まぐまぐ：4,214　めろんぱん：147　melma：85
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1957年の今日は、石原裕次郎主演の「嵐を呼ぶ男」が公開された日です。

1956年に、兄・慎太郎の芥川賞受賞作「太陽の季節」で
映画デビューした石原裕次郎。
「おいらはドラマー、やくざなドラマー♪」の歌でも有名な
この映画で映画スターの座を確実なものとしました。

この年のお正月映画として「嵐を呼ぶ男」が公開されたのが今日12/28。
今年は「男達の大和」「ロード・オブ・ウォー」などは12/17、
「SAYURI」「ノエル」「あらしのよるに」が12/10、
「ハリー・ポッター」に至っては11/26に公開されています。

お正月映画として、本当にお正月直前に公開されていたこの頃に比べると
近年は公開日も早まり「冬休み映画」といった趣になっていますね。
これも日本人のライフスタイルの移り変わりなのでしょうか？



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　　　　　　　　　　 　　 ニュース＆コラム
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■wowow「12人の優しい日本人」生中継
2006/1/28シアタードラマシティ公演を

■大地真央が「ナルニア国物語」で声優
初の声優挑戦

■シンディ・ローパーがブロードウェイデビュー
来春上演の三文オペラで

■第29回日本アカデミー賞優秀賞
2006/3/3に最優秀賞発表

■和央ようか事故
骨折で1月までの公演は中止に

■宝塚次期トップスターが決定
宙組男役・娘役と花組娘役

■演劇チケット情報
12/22〜28発売分


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　　　　　　　　　　 　今週の舞台・演劇用語
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「忘年会」（ぼうねんかい）

2005年最後の演劇用語です。
皆さん、もう忘年会はお済みですか？
今日仕事納めなんて会社の人も多いのではないでしょうか。

さて「忘年会」という言葉ですが、
鎌倉時代に、和歌を複数の人間で詠み合う「連歌」（れんが）を
「年忘れ」という行事で行ったのが起源と言われています。

上流階級が厳かに行うこの行事でのみ使われる言葉でしたが、
江戸時代になり庶民に伝わり、
「一年の嫌なことなどを忘れて騒げる宴」と解釈され、
現在のような「忘年会」という風習が出来たようです。

「過去を忘れて来年に繋げる」
今宵のみとの思いこそあれ、
こういう意味の言葉が江戸時代から続いているというのは、
何か日本人の気質を現しているのでしょうか？

さて次回新年第一段は「新年会」といきたかったところなのですが、
残念ながら文字通りの意味合いしかないようでしたので、
「キュー出し」という用語をお届けしようと思ってます。
来年もよろしくご愛顧くださいませ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　演劇用語担当　岡本
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取り上げて欲しい「演劇用語」募集中！


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あとがき

今年最後の発行となりました。
そこで、舞台公演などの面で今年を振り返ってみると・・・

まず、海外との関わりが多かった印象があります。
「日本におけるドイツ年」だった今年、ドイツ演劇の公演も多かったですし、
ミュージカルでも「We will rock you」など来日公演が目立ちましたね。
逆に国内の演劇も、野田秀樹や宝塚が韓国公演を行ったり、
宮本亜門「太平洋序曲」の米トニー賞4部門ノミネートもありました。

また「電車男」が舞台に進出してきたり、
逆に演劇作品やその人材が映像やメディアに進出したりと、
ボーダーレスはますます進んだ気がします。
特に若手や劇団などで目立った感があり、
俳優・作家・演出家ジャンルに関わらず
第2第3の宮藤官九郎が生まれるのでは、という期待感がありますね。

一方で、国内の大きい公演を思いだしてみると、
ストレート・ミュージカル問わず再演が非常に多い一年でした。
今後も残っていくであろう名作が定着していく、とも考えられますが
今年の新作ではどうだったか、と考えると少々寂しい感も。
来年は、東宝などで新作が数多く予定されていますので期待したいですね。

と、今年も最後まで私見で好き勝手書かせていただきました。
ご愛読くださった皆様、ありがとうございました！
来年も、メルマガは通常どおり来週水曜日1/4からお送りする予定です。
どうぞ来年もよろしくお願いします。

それでは皆様、よいお年を！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　kantaro
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