2005/6/8

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」 
Vol.146                http://www.moon-light.ne.jp/
       発行部数 まぐまぐ:4800 めろんぱん:148 melma:70
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今日は、天下の二枚目俳優
ロバート・テイラー(Robert Taylor)が亡くなった日です。

見た目の完璧な美貌とは裏腹に、
俳優としては大根役者の代名詞のように言われてしまっているテイラーですが
元々は演劇畑の出身です。
1911年生まれのテイラーは、
カレッジ時代に出演していた舞台でMGMにスカウトされ、
1934年にデビュー。
そのハンサムな顔立ちから、瞬く間に人気俳優となりました。

最近は、ハリウッドの俳優も演技派が人気を集めるようになりましたが
昔は美男子俳優のスターが多くいましたね。
ゲイリー・クーパー、クラーク・ゲーブル、ジェラール・フィリップなど
格好いいと言われる俳優は数多くいますが、
端正な顔立ちという点では、テイラーが一番のような気がします。
見たことのない方は、一度写真だけでも見てみてくださいね。

代表作には
1937年「椿姫」
1940年ヴィヴィアン・リーと共演した「哀愁」
1951年「クォ・ヴァディス」
などがあります。


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              ニュース&コラム
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松竹が大規模女優オーディション
創立110周年記念「松竹STAR GATE」

劇団民芸「山猫理髪店」
大滝秀治が別役実の不条理劇挑戦

「ディープ・ブルー」DVDランキングで1位に
ドキュメンタリー映画として史上初

ベスト・クラシック100
6枚組¥3,000のCDが大ヒット中

第42回ギャラクシー賞
個人賞は和久井映見とジョン・カビラ

第59回トニー賞
「太平洋序曲」は受賞を逃しました

演劇チケット情報
6/8〜14日発売分


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■「TRUTH」(成井豊)
山本周五郎の小説「失蝶記」を題材に、キャラメル初の悲劇&時代劇であり
劇団の観客動員記録を塗り替えた人気作。
劇団創立20周年を迎えた2005年には、
アンケートで再演希望演目の第一位となり再演。


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            今週の舞台・演劇用語
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「かぶりもの」(冠り物・被り物)

元々は、冠や烏帽子など
役職(地位)や身分などを現す装飾品として頭にかぶっていたものを
「冠り物」と総称していたことから発しています。

現在、帽子など頭からかぶるものを指す「かぶりもの」を漢字で書くと
「被り物」となり、これは一般にも使われていますね。
しかし、能や狂言など日本古来からある世界では
今でも「冠り物」と著しているようです。

最近は、コメディアンが着ぐるみなど全てを指して「かぶりもの」と
言っているのをテレビなどでも耳にします。
今では、全身を覆う着ぐるみから
頭にだけ被るお面のような物もまとめて総称し
「かぶりもの」と言うようになっていますね。
少しずつ意味が変わっている言葉のひとつと言えそうです。

また、この「被る」という言葉は
芝居の世界を中心に、様々な使われ方をしています。
来週ご紹介しますね。

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あとがき

今日はサッカーW杯予選、北朝鮮戦。
無事、W杯出場を決めてくれるといいですね。

ところで、2月にホームで行われた北朝鮮戦のときは
政治的背景を含め「北朝鮮」を中心にマスコミは報じていましたよね。
それに比べ今回は、純粋にサッカーの話題が中心で
マスコミが北朝鮮をほとんど取り上げていないのが気になります。

まあ、2度目の対戦で新鮮味がないということや、
アウェイ・平壌に行かずに済んだというのもあるとは思いますが
それにしてもずいぶん違いますよね。
他の政治的理由か何かがあるのでしょうか?

マスコミとサッカーと言えば、3年前の日韓W杯期間中、
朝日新聞が中田代表引退を報道したのを思い出します。
中田本人は否定したものの、朝日は謝罪も訂正も行わず、
4ヶ月後再び中田が代表に選ばれると
「記事内容と異なる結果になったことをおわびします」との記事を掲載。
本人が否定しても、現実が違っても、決して間違いとは認めませんでした。
ここまであからさまだと、理由があってミスリードしようとしてるんだろうな
というのは容易に推測できますよね。

また、先のキリンカップUAE戦後、ジーコの共同記者会見で
UAE戦で良いところがなかった鈴木に関して
「鈴木の調子が悪いように見える。
いつもあんなものだと言われればそれまでだが」
という記者の発言と、それを聞いた他の記者の嘲笑があり、
その後ジーコがマスコミに口を閉ざす事態がありました。

この質問をしたのは、どこの何という記者なのかは当然報じられていませんし
そもそも、ほとんどのマスコミは
この事態は報道しても、記者の発言内容はぼかして記事にしています。
ですからこれは、本来監督に記者が質問する席で選手の侮辱を口にする
単にちょっとおかしい記者の発言にすぎないのかもしれませんが、
これまであったマスコミの姿勢を考えると
もしかすると何か導きたい方向がある故のものでは?と勘繰ってしまいます。

まあ、この朝日や鈴木の例は極端だとしても、
マスコミがミスリードのために情報操作するのはいつものこと。
せめて足を引っぱるような事態にはならないで欲しいですし、
私たちは、そのような情報に踊らされないよう気をつけたいところですね。

ともあれ今日の北朝鮮戦、すっきりW杯出場を決めてもらいたいですよね!
頑張れ日本!
                              kantaro
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