2005/5/4
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お芝居めるまが「シアターリーグ」
Vol.141
http://www.moon-light.ne.jp/
発行部数 まぐまぐ:5118 めろんぱん:147 melma:67
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ゴールデンウイーク真っ直中、皆様いかがおすごしでしょうか。
今年はお天気も、カレンダー的にも恵まれたGWですね。
GWはどこにでかけても人・人・人といった感がありますが、
中でも毎年GWの人出で1位を獲得するのは「博多どんたく港まつり」
今年も210万人の人出が見込まれ、
2位「ひろしまフラワーフェスティバル」の150万人
3位「
愛知万博
」の120万人を大きく上回る1位が予想されています。
このどんたくまつりは、福岡市民のお祭りで
単純に言うと、お世話になった人に芸のひとつでも披露しようというもの。
通常「お祭り」と言うと、
神や祖先の例を祭ったり、豊作や安全を祈ったり
祭祀・祭儀の意味合いが元になっているものがほとんどの中、
どんたくはかなり変わったお祭りと言えそうです。
GW中に限らず、5月は全国的にお祭りが多いシーズンでもあります。
有名なものでは、月末には浅草三社祭がありますね。
これは浅草神社で催され、今年は5/20〜22。
元々東京では随一と言えるお祭りでしたが、
寅さんやこち亀、最近ではNHK朝ドラ「こころ」などで取り上げられ
全国的に有名になった感がありますね。
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ニュース&コラム
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窪塚洋介映画復帰
深作健太監督「同じ月を見ている」にて
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2005年春・紫綬褒章受章者
白石加代子・倍賞千恵子・松本幸四郎などが受賞
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演劇チケット情報
4/27〜5/3発売分
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演劇チケット情報
5/4〜5/10発売分
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平幹二朗が旭日小綬章
舞台「冬物語」「ドレッサー」も控えています
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天保十二年のシェイクスピア
蜷川コクーン第4弾。唐沢寿明/藤原竜也/篠原涼子出演!
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阿修羅城の瞳
作品詳細
映画公開中
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好きな俳優ランキング
結果発表&新規受付開始
今月は「ち〜と」ではじまる好きな俳優ランキング
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シナリオ
Pick Up!
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「
シナリオリーグ
」に掲載されているシナリオから毎週PickUp!
■「
アンリルネルノルマン
」(大矢場智之)
絵で、闘え。絵で、悶えろ。絵に、死せよ。
絵画という二次元の戦場を走り抜け、あくなき探求を続ける戦士達。
若者よ、絵筆を取れ!伝説を作り出せ!
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今週の
舞台・演劇用語
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「舞台監督」(ぶたいかんとく)
映画で言う監督、テレビで言うディレクターは、舞台では「演出家」
舞台「監督」とは言っても、演出上トップの立場ではなく、
そのポジションや役割は外から把握しづらいですし、
実際、こうと定まったものでもないようです。
と言うのも元々、舞台監督というのは
明確に独立した存在として在ったわけではありませんでした。
スタッフの欄に舞台監督が表記されるようになったのも
近現代になってからのことですし、
以前は演出家が併せて担当する役割でもあったようです。
舞台監督として著名な水品春樹は、次のように定義しています。
「舞台監督とは演出者の単なる従属者ではなく、
あくまでも独自の権能をもつ協力者として演出者に代り、
全員の仕事の要となって、
全公演期間の舞台と舞台裏のいっさいを監督する人である。」
(平凡社刊「演劇百科大辞典」より)
具体的に言うと、照明・音響・演技・大道具・小道具・衣裳等々
公演に携わる全てを管理・指導する役目といったところでしょうか。
公演を行うにあたり、舞台に関するすべてのことを
準備段階から監督する立場、ということですね。
演出家が想像したものを創造する役割、と言っても良いかもしれません。
演出家が思い描き、
台詞は脚本、演技は俳優、そして舞台や装置のことは舞台監督、
と考えるとわかりやすいでしょうか。
しかし一般に舞台監督の役割は
舞台の総括的責任者というだけではなく、
出演者・裏方・表方の全てを管理・指導するという面もあります。
ですから、実務的な能力はもちろん、
人心統率力にも長けた人でないと務まらない重要な役割なのです。
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あとがき
4月末に、野球の四国独立リーグが開幕したそうです。
独立リーグを作る、という頃は随分マスコミも取り上げていましたが
開幕したという報道はほとんどされていませんね。
まぁ巨人戦のテレビ視聴率も酷いことになっているくらいですし
仕方がないのかもしれません。
ところで、四国独立リーグの選手は年俸200万円ほどと言われています。
安い、大変だと言われていますが、選手は若い人に限られていますし
単身なら生活できる収入ですよね。
そういう意味では独立リーグもプロ野球と言えますね。
四国独立リーグは、減少したアマチュアの受け皿&プロへの供給源を
担いたいというレベルを想定しているようですが
そう考えると、やはり野球は恵まれているなぁと感じます。
俳優、特に舞台俳優と比べて考えると・・・
正確にわかる術はありませんが
俳優は、ギャラで生活できる人は全体の1%とも言われています。
有名な俳優でも、舞台に立つときは驚くほど安いギャラだったり、
それだけで生きていくのはかなり困難な業界です。
それはなぜか?と考えると
演劇自体あまり人気のあるジャンルとは言えないとか、
人気があってもあまりキャパの大きいところで公演できないとか
舞台装置に人手も金もかかるとか、いろいろあると思いますが
やはりスポンサーの点が大きいように思います。
各地域で上演される公演は、スポンサーもその地域の中小企業。
一方、四国独立リーグのスポンサーにはMacDonaldやJALなど大企業が。
演劇でも、マスコミが取り上げるような有名な公演では、
大企業がスポンサーについていることもありますが
独立リーグレベルの公演では、ちょっとあり得ないことですよね。
しかし一方で、海外からの招待公演には
かなりの企業がスポンサーや協賛に名を連ねていたりします。
企業名を見てみると、その招待国に進出していたりする企業なのですが
ちょっと寂しい気もしてしまいます。
文化交流も重要だとは思いますが、海外にばかり投資していると
最近の他ジャンル企業同様、日本のものは衰退
外資にどんどん進出されてしまう怖れもありますよね。
純粋な上演レベルの差でそうなるのはやむを得ないと思いますが、
企業の論理でそういう傾向に進んでいくのは、ちょっと問題ですよね。
kantaro
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