2004/11/10
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お芝居めるまが「シアターリーグ」
Vol.116
http://www.moon-light.ne.jp/
発行部数 まぐまぐ:4913 めろんぱん:140 melma:62
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早いもので、もう11月10日。
今年も、そろそろ年末年始にかけての公開映画が出揃ってきました。
一番の注目は、宮崎駿監督最新作「ハウルの動く城」でしょうか。
カンヌ映画祭や、木村拓哉が主役の声優を務めるのも話題でしたね。
この映画は、11/20に早々と公開されます。
そして、この冬には「
ファインディング・ニモ
」の
PIXAR STUDIOS製作最新作「Mr.インクレディブル」も12/4〜上映されます。
これまで、宮崎アニメとディズニーアニメの大作が
同時期に大規模上映されたことはありませんでしたが、
「ハウルの動く城」の製作遅延で公開時期が当初の予定7月から冬に変更。
昨年末の時点から、この冬公開を決めていた
「Mr.インクレディブル」と同時期上映となった模様です。
共に大ヒット間違いなしの両作品。
どちらに軍配が挙がるかも楽しみですね。
実写洋画では、スピルバーグ監督トム・ハンクス主演のヒューマン・ドラマ
「ターミナル」が一番の注目でしょうか。
この映画は、先日行われた東京国際映画祭の特別招待作にもなっており、
トム・ハンクスが8年ぶりの来日もありましたね。
こちらは12月下旬公開予定。
それから、今年アメリカで公開、日本でも大きな話題を呼んだ
「マクドナルドの商品だけを1ヶ月間食べ続けたらどうなるか」
というドキュメント映画「スーパーサイズ・ミー」も公開されます。
ファーストフードに限らず、どんなものでも1ヶ月間同じ物を食べ続ければ
体を壊すことは当たり前のような気もしますが
バカバカしいドキュメント映画というだけでも、
かなり興味を惹かれてしまいますよね。
実写邦画では、ついに最終作となる「ゴジラ FINAL WARS」が公開。
監督・北村龍平、主演・松岡昌宏・菊川怜。
1954年の第1作以来、今年でちょうど
ゴジラ
50周年を迎えます。
そして最後の映画となるこの作品。見逃せませんね。
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演劇ニュース
&コラム
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「チケットweb松竹」12/1オープン
ついに松竹のチケットもネットで購入できるように。
■本年度
文化功労者
発表
演劇関連では、中村雀右衛門が選出されています。
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「電車男」書籍大ヒット、映画化の話も殺到
2ch発純愛物語。著作権問題が気になります。
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ここでも韓国ブームが・・・
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映画業界も違法ファイル交換ユーザーを提訴
アメリカでのお話。日本の対応も注目です。
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明治座「火焔太鼓」個人さぽーたー募集
商業演劇では初の試みです。
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ミュージカルDVD続々発売中
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シナリオ
Pick Up!
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「
シナリオリーグ
」に掲載されているシナリオから毎週PickUp!
■「
69
」(
宮藤官九郎
)
村上龍の人気青春小説をクドカン脚本、妻夫木聡・安藤政信主演で映画化。
ガイドブックにシナリオが収録されいます。
■「
夢の泪
」(井上ひさし)
演出:栗山民也、出演:角野卓造等で上演された「東京裁判」がモチーフの
井上ひさし書き下ろし3部作・第2部。
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今週の
舞台・演劇用語
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「ガチ袋」(がちぶくろ)
先週に引き続き、道具用語です。
舞台には大道具・小道具・衣裳etc...と様々な裏方さんがいます。
その中でも特に大道具さんが釘などを入れるために腰にぶら下げている
道具袋のことを「ガチ袋」と言います。
先週の演劇用語「平台」で紹介した、
平台と平台を固定するための「ガチ」(鎹のことです)
この「ガチ」は平台を固定するためだけでなく、
舞台装置の様々な場所で用いられます。
この多種多様な使い道のある「ガチ」を
大道具さんが腰から下げている袋に主に入れていたので、
「ガチ袋」と呼ぶようになり、一般化していったのですね。
ただし、普通の金物屋さんで
「ガチ袋ください」と言っても通じないと思いますのでご注意ください(笑)
また、「ガチ」は「つかみ」とも呼ばれます。
これは、文字通りの意味ですね。
現在では「つかみ」の方が一般的かもしれません。
劇場に行くと平台に、この「つかみ」を嵌めるための溝が掘ってあり、
劇場の人に「つかみをください」と言えば、
専用の「つかみ(ガチ)」を出してくれるのです。
もし劇場の裏に行く機会がありましたら、
ちょっと探してみるのも面白いかもしれませんね。
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あとがき
先週ニュース欄でお伝えした「
オペラ座の怪人
」の映画ですが
公開日が1日間違えていました。
大変申し訳ありません。
映画公開は来年1/29〜で、訂正済みのページは
こちら
になります。
ところで、この1/29公開というのは、いかがでしょうか?
通常お正月映画は、年末に向けて超大作が封切られ、
その観客動員が落ち着く頃に、程々の作品が上映される、
といった感じだと思うので
こんな待望の作品でも、ミュージカル映画はそういう扱いなのかしら・・・
と、ちょっと寂しい気もします。
それに、冬休みも終わってからの公開で、
時期的にも見に行きづらいかな?ということも考えてしまいます。
けれど、冒頭で今年のお正月映画に触れていますが
今年はとってもバラエティに富んだラインナップで、
しかも「ハウルー」など大ヒット間違いなしですから
逆にこの時期公開になったことで
少し大規模に展開してくれるかも・・・という期待が持てる気もします。
せっかく観たい映画が公開されても
見に行ける範囲で上映してくれなければ、何の意味もないですものね。
kantaro
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