2004/9/1
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お芝居めるまが「シアターリーグ」
Vol.106 http://www.moon-light.ne.jp/
発行部数 まぐまぐ:4991 めろんぱん:135 melma:44
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今日は関東大震災の起こった「防災の日」
と、いうのは有名ですが、
舞台の世界では、宝塚歌劇団の「レビュー記念日」です。
これは、1927年の今日
宝塚歌劇団が日本初のレヴュー「モン・パリ」〜吾が巴里よ〜
を上演したことを記念し、60周年の1987年に制定したもの。
今でも宝塚では9/1に
通常の公演終了後、ミニ・ショーが行われています。
レビュー記念日も、ファンにとっては見逃せないイベントですが
今日は、より多くの話題を集めそうなことがありますね。
そう、いよいよ今日は、ハリー・ポッターの最新作
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
」の発売日です!
この最新巻、上下セットで¥4,200という値段にも関わらず
4巻の初版部数・230万セットを上回り、
史上最高の初版部数・290万セットが出荷されるそうです。
10万部売れれば大ヒットと言われる小説業界で
この初版部数はかなり驚きですよね。
ちなみに、発売初日の今日は
午前5時まで販売してはならない、という販売協定があるそうです。
が、午前5時という早い時間に解禁されるため
通常の開店時間を繰り上げ、早朝営業する書店が全国100店舗程あるそうで
かえって騒動を引き起こしているような気もしますが・・・
本もかなりかさばりますし、
各書店とも、特製バックなどのオマケを付け、販売競争も激しいようです。
今日は、朝に本を購入して、持ち歩いている人の姿も
多く見掛けるのではないでしょうか?
アメリカでは発売初日に500万部を売り上げたという同作品。
原作者のJ・K・ローリングは、現在第6巻を執筆中。
第7巻で完結予定のようです。
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演劇関係ニュース
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「劇団四季、韓国の劇場建設断念」
先日のメルマガで、
劇団四季が韓国に劇場建設を計画しているニュースをお伝えしましたが
残念ながら、この計画は断念することになったようです。
韓国紙・中央日報が報じたところによりますと
浅利慶太が韓国の記者に対し、
韓国公演プロデューサー協会が、
「四季の進出は市場侵食につながる」という反対声明を出したことを挙げ、
「韓国の公演文化の発展と両国の関係改善のため劇場を建設しようとしたが、
反日ムードが広がるならやめたい」と語ったそうです。
「近くて遠い国」と言われる日韓。
文化的見地からも、一気に雪解けとはいかないようですね・・・
ちなみに、
来年1月に四季がソウルで上演予定の「ハムレット」は
予定通り公演を行うそうです。
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「劇団☆新感線作品、映画館で上映」
チケットの入手も困難と言われる人気劇団・劇団☆新感線の作品が
この秋、映画館で上映されることが決まりました。
上映されるのは「髑髏城の七人〜アカドクロ」
この作品は、1990年に初演され、1997年にも再演。
今年の4〜6月にも滋賀・東京・大阪で33公演された、
作:中島かずき、演出:いのうえひでのり、主演:古田新太
という、新感線の人気作品です。
シナリオ紹介はこちら
舞台作品は、ビデオやDVDで発売されることさえ少ない中、
映画館で上映とは、かなり珍しい試みですよね。
気になる上映予定ですが、
東京・丸の内東映で9/18〜10/3まで上映した後
全国展開する予定のようです。
ちなみに、この演目の演目の1997年上演版は、DVDでも発売されています。
また、小説版「髑髏城の七人
」も、発売されています。
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☆「Heaven's
White」(別役慎司)
孤島の白い砂浜、白い家、白い服を着た女性・・・
彼女はなぜそこにとどまるのか?
観客が四方から取り囲む十字型のホワイトステージで、
観客を圧倒した現代悲劇。取り戻せない過去に苦しむ女性の物語。
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今週の舞台・演劇用語
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「正面を切る」
「堂々として」または「改まった気持ちで」「気を引き締めて」
などの意味で一般的にも使われているこの言葉。
元々、歌舞伎の世界から生まれた言葉なのです。
元々、舞台上でお客様に面と向かい、口上を述べたりすることを指す言葉で、
現在の演劇界においても同じように使われます。
「そこ、正面切って」と演出家に言われれば、
お客様の方に向かってという意味になります。
新劇の世界では、お客様が見やすいように、という意味もあり
やたら正面を切るシーンが多かったり、
テーブルの椅子の配置も、
舞台前側に椅子がなかったりということが多々ありますが、
ナチュラリズムが確立されてきた昨今の演劇界において、
このような行為が不自然という考え方も増えてきています。
お客様に背中(お尻)を向けることは確かに失礼ですが、
それよりも、役そのものを立体化して、
お客様を作品の世界に誘うことの方が大切ですよね。
心と表現は「正面を切って」と、いきたいですね。
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あとがき
最近、ラジオでオリンピックを聞きながら眠りにつく
というのが習慣になっていたもので、なんだか夜中が寂しい今日この頃です。
オリンピック最終日には、
最後ということでテレビで男子マラソンを見ていたのですが
あの乱入男にはびっくりでした。
被害にあったブラジルのバンデルレイ・デ・リマは
乱入後明らかにリズムを崩していましたし
こりゃ大問題になるだろうなぁ、と思って見ていたのですが
デ・リマはその後も見事完走してのメダル獲得、
またレース後の彼の態度も素晴らしく、
あたしは純粋に感心・感動してしまいました。
それに比べて、コメントを聞いて情けなくなったのが男子野球代表の面々。
オールプロで挑み、金を取るのが使命、みたいなことを
戦前は自分たちでも言っていたはずなのに
終わってしまえば「一生懸命やった」「気を抜くことはなかった」
「誇りに思う」「恥じることはない」などのコメントの列挙。
手を抜かない、一生懸命やるのは当たり前です!
わざわざそんなコメントするってことは、
プロ野球の公式戦では、そうではないってことなんですか?
と、まあ言い訳しているだけなのでしょうが
ついついつっこみたくなってしまいます。
しかし、他競技の選手が、回りの人に謝意を述べたり、
メダルを逃せば謝罪のコメントを出したりしているのに比べ
プロ野球選手は・・・
謝りたい、という言葉を聞くことができても、多くが長嶋監督に対して。
出場した選手たちが謝罪すべきは、
出場機会を奪われたアマチュアの選手や、選出されなかった他の野球選手、
そして金を期待していた野球ファンの日本国民に対してではないでしょうか。
もし、こんなコメントを敗戦後のサッカー日本代表の面々が発したら
袋叩きにされそうな気がするのですが
なぜか今回の野球代表に対しては、
マスコミも「よくやった」という論調が多いですよね。
なんででしょうね〜
とっても不思議ですね〜
kantaro
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