お芝居メルマガ「シアターリーグ」
vol.62 2003/10/29 |
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ お芝居めるまが「シアターリーグ」 Vol.62 http://www.moon-light.ne.jp/ 発行部数 まぐまぐ:5635 めろんぱん:133 melma:21 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 今日は「ホームビデオ記念日」 1969年の今日、SONYと松下が家庭用ビデオを発表、 ホームビデオ愛好者グループが記念日として制定しました。 69年とは、けっこう昔のことだったのですね〜 ちなみに当時は 松下が現在主流のVHS方式に対して、ソニーはβ方式でした。 規格が統一されないのは、企業の競争原理に置いて重要なことで 大事なことだと思いますが 消費者の立場で考えると、最初にハードを購入する段階で誤ってしまうと その後大変ですよね。 ちなみに私は、先日まだ使えるLD(レーザーディスク)を処分しました・・・ 現在、映像視聴はDVDが主流となりつつありますが DVDは、しばらくその座を維持してくれるでしょうか? ソフトを買い揃えるのも、ちょっと心配になってしまいますよね。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 演劇関係ニュース ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「レント」 ヒットラー率いるナチス政権下 ユダヤ人の大量虐殺で有名な強制収容所にて、 ピンクの星を胸に付けた人々がいたのをご存じでしょうか? 黄色の星をユダヤ人につけさせたに対して ピンクは同性愛者に付けさせた星の色なのです。 そして、このピンクの星を胸に付けた人々は、 ユダヤ人よりもさらに酷い扱いを受けたそうです。 さて、2004年1月、パルコ劇場(渋谷)にて 「RENT」という作品が上演されます。 強制収容所内で、ピンクの星を胸に付けさせられた二人の愛の物語。 25万人以上の同性愛者が虐殺されたそうですが、 その事実は歴史に埋もれてしまっている気がします。 世界中で上演され絶賛を浴びている「BENT」。 ブロードウェイではリチャード・ギアの主演にて上演され、 トニー賞・作品賞を受賞した作品です。 2004年最初の観劇はこの作品でどうでしょう。 (この作品は東京のみの上演です。関東圏以外の方すいません。) ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ お知らせ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ☆ランキング 頭文字が「は」で始まる好きな俳優!今月一杯で投票終了! ☆第10回プレゼントの締切が11月2日です。 応募がまだの方はお急ぎください! ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ シナリオ Pick Up! ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「シナリオリーグ」に登録されたシナリオから毎週PickUp! ☆「木更津キャッツアイ」(宮藤官九郎) 「池袋ウエストゲートパーク」のスタッフが再び手掛けた青春ドラマ。 2003年秋、映画化も決定! ☆「眠れる森の死体」(古城十忍) 少年法という問題に鋭いメスを入れ、 現代社会を生きる若者たちを鮮やかに描いた劇団一跡二跳の作品。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 今週の舞台・演劇用語 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「幕開き・幕切れ」(まくあき・まくぎれ) 物事の始まりと終わりを表す言葉として一般的に使われているこの言葉。 もちろん芝居の世界から生まれた言葉です。 意味も文字通りですね。 「幕開け」ともいいますが、演劇用語としては「幕開き」が正解です。 「幕開き」は芝居の始まりですから、かなり緊張する瞬間です。 ここからの数分間で芝居の善し悪しが決まると言っても過言ではないでしょう。 かなりのプレッシャーがスタッフ・キャストにのしかかるのです。 「幕切れ」は最後の印象を残す大切な瞬間ですよね。 最後まで緊張感を保って幕が降りるのを待つわけです。 面白いのが、幕を降ろす仕事。 大劇場ではもちろん電動ですが、 芝居にあわせて昇降のスピードを変化できます。 観ている方が気持ちよいスピードで昇降するよう、 開演前の舞台では調整が行われています。 また、手作業での昇降の場合 この役目についた人はかなりの重責を負わされます。 タイミング・間・技術を必要とする大変な作業なのです。 ちなみにこの「幕」ですが、 歌舞伎などでお馴染みの「定式幕」(三色の引き幕)が語源のようです。 明治時代中頃までは、大劇場だけに使用が許され、 他の小劇場は「緞帳」(上下に昇降する幕)を使用していました。 現在の現代劇はこの小劇場を中心に上演されてきたわけですが、 当初は「緞帳芝居」と呼ばれ、軽視されていたのです。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● あとがき 先日、久しぶりに大黒柱ということばを口にしました。 大黒柱は建物の中央にある一番太い柱で、 家を支えるのに最も大切な、無くてはならない存在ですよね。 父親のことを「一家の大黒柱」と表現するのもここからきていることは、 皆さんもご存じのことと思います。 その大黒柱が消えつつあるそうです。 材料の軽量化とも言うのでしょうか、 現代ではあまり重要視されなくなっているそうです。 又、昔と違い狭い土地の建物にはかえって邪魔になるそうです。 そういえば、昔ながらの一軒家みなくなりましたよねぇ〜。 そして、昔ながらの父親像というのも消えつつあるみたいです。 星一徹(巨人の星の)みたいな父親はもういないのでしょうか・・・ 「一番風呂はお父さん!」「食事もお父さんが席に着いてから!」 個人的には好きなんですよね、こういう家庭。 ちゃぶ台ひっくり返すのはどうかと思いますが・・・ 時代の流れと共に消えつつあるものや、 実際に消えていってしまったものの中には、 人として無くしてしまいたくないこともたくさんあると思います。 その点お芝居の世界では、そんな懐かしい時代を再現することが出来ます。 素朴であたかかく、不思議と心が穏やかになれる。 そんな空気を感じさせるお芝居・・・。 私を含めあえて古き良き時代を知らない役者さんに、 そんな舞台に立って欲しい。 そして古き良き時代を知らない方に、 あえて観て欲しいとそう私は思うのであります。 岡本成師(の妻) ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ★メルマガ広告募集中!2回配信でフッター¥1,000、ヘッター¥2,000! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 配信元 むーんらいと mail : info@moon-light.ne.jp web : http://www.moon-light.ne.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは 「まぐまぐ」「めろんぱん」「melma」より発行しています。 バックナンバー、配信解除、登録メールアドレス変更などは こちらからお願いします。 |