お芝居メルマガ「シアターリーグ」vol.49 2003/07/30 |
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ お芝居めるまが「シアターリーグ」 Vol.49 http://www.moon-light.ne.jp 発行部数 まぐまぐ:5698 めろんぱん:126 melma:15 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 昨日は「土曜の丑の日」 うなぎを食べた方も多いのではないでしょうか。 江戸時代に、かの平賀源内が考え出した宣伝文句「土曜の丑の日」 エレキテルの発明にも、元気の源が必要だったのでしょうね。 さて、話は変わって、少年隊の東山紀之が、 現在公演中の舞台「PLAY ZONE」700回記念公演(15日)の出演中 共演者と交錯するアクシデントで足を三箇所も骨折! 全治1ヶ月の重体にもかかわらず、 テーピングとアイシングだけで来月17日の千秋楽まで頑張るそうです。 激しい踊りの場面も、痛い顔を見せず 華麗なダンスを舞い続けています・・・ 皆さん、うなぎ・ヒガシに元気をもらって夏を乗り切りましょう。 と言っても、もうすぐ8月だというのに 暑くならないことの方が問題ですが・・・ お米や農作物は大丈夫かな・・・ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 演劇関係ニュース ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「真琴つばさ」 宝塚ファンの方、必見です! 元月組トップスターの真琴つばさが、 10月4日初日のミュージカル「ブラッド・ブラザーズ」に出演します。 2001年の退団以来、始めての舞台出演です。 同じ日の同じ時刻に生まれ 同じ時刻に死んだ双子の兄弟の悲劇を描いたこの作品で、 真琴つばさがはナレーター(進行役)を演じます。 主演はv6の坂本昌行と赤坂晃。 宝塚退団後始めてということは、男性との共演が始めてということですね。 ファンならずとも楽しみなのではないでしょうか? ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ お知らせ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ ☆ランキング 頭文字が「ち・つ・て・と」で始まる好きな俳優! 〆切間近です。(明日、夜0時まで) ☆第8回プレゼント受付開始しました。 今回は「夏休み特別企画福袋(非売品)」を1名様にプレゼント! ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ シナリオ Pick Up! ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 戯曲と、読者や上演者との出会いの場「シナリオリーグ」 登録されたシナリオからPickUpして、 毎週このメルマガでもご紹介していきます。 ☆「ダブルエッジ」(中藤和晃) inspired colors初のオリジナル作品。 テンポの良いシナリオに派手なアクションが融合。 過去と現代がリンクした独特の世界観は、 作家中藤和晃の代表作として今も語り継がれている ☆「表裏源内蛙合戦」「日本人のへそ」(井上ひさし) 井上ひさしの原点である二大喜劇集! 洒落・語呂合わせ・言葉遊びetc・・・ 存分に楽しんでください。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 今週の舞台・演劇用語 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「きっかけ」 動作開始の合図になる物事を「きっかけ」と言いますよね。 他の言葉で言うと 「いとぐち」「はずみ」「機会」といったところでしょうか。 英語では「キュー」。 芝居の世界でもたくさんの「きっかけ」があります。 舞台に登場する「きっかけ」や、音楽を流す「きっかけ」 様々な「きっかけ」のもとに、計算されて一つの舞台が出来上がります。 この「きっかけ」という言葉ですが、「きる」と「かける」の合成語で、 「きる」は「〜きる(例:やりきる)」と動作の終わりを表す言葉。 「かける」は「〜かける(例:食べかける)」のように動作の最初を表す言葉。 つまり、一つのことが終わり、新たに次のことが始まることを指しています。 さてさて、実は面白い語源説があります。 「きる」は歌舞伎の「見得を切る」の「切る」だという説があるのです。 歌舞伎独特の表現方法である「見得」ですが、この「見得」を合図に、 次の場面へ移るための用意などで、 裏方達が走っている様子から来た言葉だという説です。 「見得を切る」を合図に「駆ける」わけです。 「切る」「駆ける」、「切る」「駆ける」・・・ それで「きっかけ」という言葉が生まれたと。 みなさん、どう思いますか? ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● あとがき 帝国劇場で公演中の「レ・ミゼラブル」を観てきました。 これまで何度も再演されてきましたが、 今回からキャストも演出も大幅に変わり、今後を担う新生レミゼのようです。 あたしは今回はじめて観劇したのですが なんだか慌ただしくって、ちょっと物語に入り込めませんでした。 だって、開演して15分くらいで Jean Valjeanがパンを盗んで、捕まって、出所して、神父さんの燭台を盗んで そして更生までするのです・・・ 舞台全般を通しても、延々粗筋を説明されている感じで、 特に感動をウリにするこの作品の演出としては、 日本人には向かない演出のような気がしました。 日本映画を観ると、どうもダラダラした感じがして 近年のハリウッド映画などの、ハイテンポな展開に比べ 些か間延びした感は否めないのですが それでも、いつまでも日本映画がそんな調子なのは 日本人が「間」を大事にする人種だからなのでは、と思います。 例えば、相撲の仕切や歌舞伎の世界にも、 そういった間を重んじる風習が感じられますよね。 今回のレミゼは、以前のものよりかなり時間が短縮されたらしいのですが あたし的には、どうなんだろう?と思ってしまいます。 以前の演出版も観てみたい、と思ってしまった、今回の観劇でした。 kantaro ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● |