vol.36 2003/04/30

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         お芝居めるまが「シアターリーグ」 
Vol.36                 http://www.moon-light.ne.jp
              発行部数 まぐまぐ:3546 めろんぱん:109
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ゴールデンウイークがはじまりましたね!
今年はカレンダーが悪く、連休が少ない会社なども多いようですが
みなさんはいかがでしょうか?

さて、なぜこの連休を「ゴールデンウイーク」と呼ぶかご存じですか?
映画界が語源だということは、わりと有名な話ですが、具体的に言うと
第2次世界大戦後の復興期、昭和26年5月5日
獅子文六原作の「自由学校」という映画を、
松竹と大映が、各々に制作、同時に封切りしたところ、
この競作が話題となり、どちらもお盆や正月に匹敵する売上を記録しました。
そこで、映画関係者がこの連休を「黄金週間」と呼び始め
それが英語化されて「ゴールデンウィーク」となりました。

ちなみに、こういう語源のせいか
NHKのニュースでは「ゴールデンウイーク」という言葉は決して使われず
「大型連休」という言葉を使っています。
みなさん気がついていました?

今年は、不況とSARSの影響で
海外旅行に旅発つ人も少ないようですし、
映画館に足を運んでみるのもいいのではないでしょうか。
そうそう、シアターリーグにも、映画のコーナーを新設しました。
演劇と違って、映画の情報サイトはネット上にもたくさんありますよ〜


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             演劇関係ニュース 
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小津安二郎

鎌倉文学館で、日本が誇る昭和の映画監督・故小津安二郎
生誕百年を記念する企画展が開かれています。
『東京物語』(1953/松竹)や『麦秋』(1951/松竹)が
代表作として有名ですが、
戦前戦後を通して、50作品以上を生み出してきました。

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「エルヴィス・プレスリー」

昨年、没後25周年を迎えたロックスター・故エルヴィス・プレスリーの
後半生を描いたミュージカル「ELVIS STORY」が
東京・有楽町の東京国際フォーラムホールCで上演されています。
生涯録音曲数は600曲以上!
監獄ロック 」「ラブ・ミー・テンダー」などが、
代表曲として有名ですね。
そのプレスリーですが、なんと映画にも30本以上出演しています。

ゴールデンウィークを利用して、
何作品かご覧になってみるのはいかがでしょうか?


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              お知らせ
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☆当メルマガで大好評連載中の「演劇用語」をコーナー新設しました!

掲示板をリニューアル!
 公演情報カレンダーを設置しましたのでご活用ください。

ランキング 頭文字が「し」で始まる好きな俳優!
 〆切間近です。(本日、夜0時まで)
 現在のトップは、「あぶない刑事」で有名なあの俳優です!


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             シナリオ Pick Up!
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戯曲と、読者や上演者との出会いの場「シナリオコーナー」
登録されたシナリオからPickUpして、
毎週このメルマガでもご紹介していきます。

☆「私のなかの狼魚のなかの狼」(和田周)
  自選和田周短片劇集。
  各場短いものですから、実際にお読みください。

☆「ASUKA×ASUKA」(中藤和晃)
  「役者が2人いればなんとかなる!」をテーマに書下ろした作品。
  入門者向けシナリオ。
  中高生の演劇部〜アマチュア劇団まで、演りやすい作品です。


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            今週の舞台・演劇用語
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「かぶりつき」

客席で、舞台に一番近い席を「かぶりつき」と呼びますよね。
かぶりつくようにして(誰にも邪魔されずに集中して)
見ることが出来るからというのが普通の説なのですが、
歌舞伎の世界から生まれた、面白い説もあります。

歌舞伎には昔から、舞台で水を使う出し物がいくつかあります。
現在のように舞台設備も整っていない頃、
その水が客席にまで届いてしまう演目もあったそうです。
水道の無い時代、水は雨水か井戸水。
公演の度に水を交換することはできず、
決して綺麗ではない水がお客様にかかってしまう。
しかし、演出を変えては芝居の質が落ちる。
そこで、水がかかってしまう前列のお客様に、
雨除けの被り物(かぶりもの)を配ったそうです。
「被り物(かぶりもの)」が「付いた」席、
「かぶりつき」と呼ぶようになりました。


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あとがき

稽古などで、演出家の先生からいただくお言葉を「ダメだし」と言います。
読んで字のごとく、演技上の「ダメ」を出されるのです。
この世界に入った頃から思っているのですが、
「ダメだし」って、意味もなく心に刺さる言葉だと思いませんか。
他のいい言葉はなかったのかなぁ・・・

こんなこともありました。
「それではダメだしで〜す!」
「○○さん、今日はとても良かったですよ〜」
それってダメだしじゃないのでは、って心の中で思ったものです。

ただし、「ダメだし」という言葉は嫌いなのですが、
ダメを出されることは大好きな私。
燃えてくるんですよねぇ。
きつく厳しい「ダメだし」は俳優にとっての快楽・・・
だと思っているのは私だけでしょうか?
                              岡本成師
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