vol.34 2003/04/16


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      お芝居めるまが「シアターリーグ」 
Vol.34                 http://www.moon-light.ne.jp
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東京ではすっかり桜も散り落ちてしまいましたが
皆様いかがお過ごしでしょうか?
4月を迎え、環境が変わった方も多いかと思います。

では、なぜ4月が新学期・新年度なのでしょう?
古くは江戸時代、「年度」というものはありませんでした。
それが明治維新の後、政府の財政が苦しく、
暦と合わせることができなくなったので「年度」が作られたようです。
その為、当初は年度の始期が頻繁に変えられ、
1886年に、現在の4月から翌年3月までとなりました。

また、会計年度の始期が4月1日となったのは、
秋に収獲した物に対する徴税の都合では、と言われています。
では、外国では9月や10月が多い、新学期が始まる理由は?と言うと
1921年に「臨時教育会議」で、満17歳の男子に生じる
兵役義務を把握するのに適していたからでは、ということです。

なんだか、どの話にしろ
演劇用語のコーナーで取り上げているような
夢のある理由の話ではないのですね・・・


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             演劇関係ニュース 
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「公演に投資して配当金が」

京都市中京区のアートコンプレックス1928では、
「創作者がよりクオリティーと完成度の高い作品を創り、
 妥協のない舞台制作を可能にするため」の方法として、
公演への投資を企業・個人問わず募り、
成功すれば配当が戻る興行のシステムを目指しています。

このシステムはブロードウェイではすでに定着しており、
質の高い公演を作れば、
資金の少ない劇団でもロングランが打てる利点があります。

日本では大抵の場合、
宣伝・美術・観客動員などをそれぞれの劇団が行っています。
予算と観客動員(ノルマ)でステージ数を決めてしまうので、
いい作品の噂を聞いてもすでに終わってしまっていることが多いですね。
このシステムが浸透していけば、
いい作品を多くの人が楽しめるようになりそうです。

ギャンブルとしてではなく、
演劇を育てるため、参加してみてはいかがでしょうか?


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              お知らせ
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☆第31回ぴあてん、演劇部門・映画部門を掲載!

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戯曲と、読者や上演者との出会いの場「シナリオコーナー」
登録されたシナリオからPickUpして、
毎週このメルマガでもご紹介していきます。

☆ 「オケピ!」(三谷幸喜
  三谷幸喜が初めて手掛けたオリジナル・ミュージカル作品。
  ミュージカル上演中のオーケストラ・ピットを舞台にしたコメディ。
  第45回岸田国士戯曲賞受賞作品です!

☆ 「アテルイ」(中島かずき)
  市川染五郎、堤真一、水野美紀を主役に、
  松竹と劇団☆新感線が制作した作品!
  中世の日本を舞台に繰り広げられる壮大なロマン
  第31回ぴあてん「演劇部門」1位!


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            今週の舞台・演劇用語
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「下駄を預ける」(げたをあずける)

相手を信用し、すっかりまかせることを指すこの言葉。
芝居小屋や寄席、また遊郭などで履き物を預ける習慣から
一般的に使われるようになったようです。

履き物は値打ちにかかわらず大切なもの。
信用してないと、預けられませんよね。
芝居の世界は、古くから信用されていたのではないでしょうか?

ただ、こういった言葉が一般的になる裏には、
信用を裏切る人たちがいたことも否めませんが・・・


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あとがき

私は去年、桜の花を見ることが出来ませんでした。
東京に桜が咲く頃、公演で北海道へ、
北海道から帰った東京はすでに葉っぱだけ・・・
その後、東北へ行きましたが、
こちらもすでに桜の花の散った後でした。

でも、今年は見ましたよ〜。
それも、上野公園の夜桜!
いや〜、しかし、桜っていいですねぇ。

管理人同士の打ち合わせの後、いつものように酒を飲み、
終電がなくなってしまい、タクシーで帰るお金もないので、
どこかで朝まで飲もうと上野公園を歩くと綺麗な夜桜。
近くに屋台を見つけたので入ると、缶ビールが一本500円もし、
酔っぱらったおじさんから、ギャンブルの話を永遠に聞かされ・・・

男だけのロマンチックな夜だったなぁ・・・(涙)
                              岡本成師
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