■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ お芝居めるまが「シアターリーグ」 Vol.24 http://www.moon-light.ne.jp/ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 早いものでもう2月。 暦の上では、立春も過ぎ、もう春なのですね〜 立春の前日、2月の3日と言えば、豆まきの日ですが この節分、実は年に4回あるのをご存じですか? 節分は本来、季節の移り変わる立春、立夏、立秋、立冬の前日、 つまり「季節を分ける」から節分なんですね。 では、なぜ現在は立春の前日だけを指すようになったのでしょう? 実は、詳しいことはわかっていないようなのですが 春を迎えるにあたって邪気や災難を払い、 新しい年の福善を願ったことから、節分の風習が生まれたようです。 思えば、旧暦の時代は、立春正月と言って 一年の始まりを春に求めていたくらいですし 今でも学期や年度の区切りは4月になっていますものね。 こうして考えてみると、日本人の春好きを感じますね。 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 演劇関係ニュース ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「ベニサン・ピット」(東京都江東区)を拠点に活動する「tpt」が、 全公演観劇料無料で「BENT」という作品を上演しました。 当然ながら、赤字! 無料公演になるいきさつはいろいろあったようですが、 終演後のtpt制作のコメントによると、 「次回以降の公演に配役できる若手や、 tptの舞台を初めて見る観客と出会うことができた。 今回の赤字は将来への投資と考えています」 とのこと。 アメリカでは、ブロードウェイ、オフ・ブロードウェイと 作品の最低予算がある程度定められている公演形態が主流らしいですが、 オフ・オフ・ブロードウェイの小劇場では、 劇場が寄付金を募り、劇場が芝居を支える形式も珍しくないそうです。 日本でも、「劇場プロデュース」は以前からありますが、 小劇場でのプロデュース形式は珍しく、さらに募金システムは前例が少ない。 今回のtpt、また、「こまばアゴラ劇場」などは、この募金システムも利用し、 上演作品の「劇場プロデュース」を行っていくようです。 団体を支持するのではなく、劇場を支持する。 こんな関わり方も面白いのではないでしょうか? ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ HPのお知らせ ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ "頭文字が「き・く」で始まる俳優さん"の投票が1月一杯で終了しました。 投票結果を発表しておりますので、ご覧ください。 トップは、SET出身のあの俳優さんでした! また、"頭文字が「け・こ」で始まる俳優さん"の投票を受け付けております。 ランキングに参加できる俳優さんは30人までですので、 お早めに投票してくださいね。 クイズページもアップしました。 今回のクイズは「劇場編」! あなたは、何問わかりますか? ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 今週の舞台・演劇用語 ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 「めりはり」 このメルマガの下書きを書いているときも「メリハリを大切にしよう」と 毎回考えてます。 「引くとこ引いて、どんと出る」って何かのコマーシャルでもありましたが、 物事のバランスを表現する時によく使う言葉ですよね。 実はこの言葉、歌舞伎の世界から生まれた言葉なんです。 「はり」は「声や気持ちを張る」ことを指した言葉。 「めり」は普通(基本)より低く下げた抑揚で表現することを指した言葉です。 「めり」と「はり」を上手に使うことによって、 表現を豊にしていくという、芸事の教えから生まれた言葉だったんですね。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● あとがき 劇場で山ほどもらうチラシ。 先週も、2本芝居を観てきましたが、 入り口で待っているのは、チラシの束。 地方によって違うのでしょうが、東京の(とくに)小劇場は凄い数です。 多いときには30枚以上のチラシが・・・手渡されます。 置いてあるのを自由に取るのなら、興味のあるものを選べますが、 あの、自動的に渡されるのはどうかと・・・ でも、たしかに見ちゃうんですよねぇ。 HPを持っている劇団ばかりではないので、 チラシで出会わないと、見逃しちゃう作品もある。 ただ、大半がゴミになっちゃうので、 劇場客の利用が多い駅の前に、ちり紙交換屋を作れば、 回らなくても集まるでしょうから、環境保全に繋がったりして・・・ 岡本成師 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● |