エリザベート
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@ぴあ「今週のこの人」小池修一郎

・チケットぴあ:2010年公演製作発表

WOWOW

2012.04.17 火曜日

『エリザベート』 : @ぴあ「今週のこの人」は小池修一郎さんのインタビュー記事

@ぴあの「今週のこの人」に演出家 小池修一郎さんのインタビュー記事が掲載されていて、「エリザベート」についても語られています。

その中で、山口祐一郎さんについて語られている箇所をご紹介♪
山口祐一郎さんのことは「チケットの売れ行きまで意識される~」で語られていますが、
話の流れがわかりやすいように、その前の質問も紹介しています。
 

――新ルドルフ役のひとり、古川雄大さん、そして過去には伊礼彼方さん、城田優さんがミュージカル『テニスの王子様』出身です。若手俳優のいい供給源になっているようですが。
 
「そうですね。既にネームバリューのある俳優さんは、ミュージカルでちょっと失敗すると恥をかくというのもあって、皆さん足踏みなさるし、時々、興味を示してくださる方がいても、全然歌えないとかね。超イケメン、超人気のお兄ちゃんでも(笑)、“あ、残念でした”になってしまうんですよ。だから結局、悔しいことですけど、ある程度新人を探さざるを得ないんですね。その点、それまで歌や踊りを演ったことがなかった若い男優さんが、『テニスの王子様』で経験を積んで、目覚めてくれれば、あとはすごく成長するんじゃないかと思うので、すごく楽しみですし、自分の持っている適性がミュージカルと合致する所で頑張って欲しいですね。また彼らが活躍して市場が広がることで、多くの人がそのジャンルで食べて行けるようになるので、さらにいい人材が集まると。これは韓国のミュージカルを観ているとつくづく思います。日本ではミュージカルはちょっと特殊な人が演る物だということになっているのが悔しいんですよ。さらに広めたいんですけどね。でもそれにはもっと歌のうまい人材が必要です。韓国の人たちのように、日本でも、子供の頃から勉強していたら、才能ある人が溢れ、結果的にもっといい作品が生まれると思うんです。ミュージカルファンのためだけのミュージカルになるのはちょっと悔しい所で、そうではない人も観てくださると、観客層が広がり、帝国劇場もいつも満席かもしれません(笑)。現在都内にある劇場を全部満席にするには、毎晩、たぶん2万人ぐらいが客席に座っていないと、成立しないんですよ。それだけの人を集めるのはやっぱりホントに大変ですよね」
 
 
――チケットの売れ行きまで意識される、プロデューサー的視点をお持ちなんですか?
 
「宝塚の演出家は全員そうです。でも私も、殊にこの東宝の『エリザベート』をやらせていただいて、そのことを痛感しました。なんのかんのと言ってもお客様が来なければダメですから。そこをなんとか維持していくことに関しては、初演からトートを演じていらっしゃる山口祐一郎さんに、大変感謝しています。彼ぐらいの俳優だったら、自分の希望も言えると思うし、彼の志向性に沿った自分中心の演目が並ぶはずなのに、それを抑えて、その時々の東宝のニーズに一生懸命ご自分を即してやっていらっしゃる、大変稀有な方です。東宝に身を捧げていると言っても過言ではなく、その貢献度においては、長谷川一夫さんや森繁久弥さんと並ぶぐらいだと思いますよ。非常に尊敬しています。祐一郎さんがドンと居てくれることで、逆に他のキャストに多少冒険をさせることができるし、新しいエリザベートたちがそれぞれ違う演技をしてもそれを受け止めてくださるんです。個々の役者が自分の個性を出して取り組んでも成立しているのは、やはり祐一郎さんと、初演からルキーニ役をシングルキャストで務めていらっしゃる髙嶋(政宏)さんが、作品がちゃんと維持できるように努力してくださっているからだと思います。宝塚を卒業して間もないヒロインたちが、ドキドキしながら演っているのを、非常にうまく引っぱって行くのも、やっぱり祐一郎さんと髙嶋さんだと思いますね。ルドルフの場合も、うまい人が余裕で死ぬ演技をしても、かわいくないと言うか、共感できないかも知れません。まだちょっと青い連中でも、1回1回本当に命を賭けて演じれば、皆さんが観たいと思う舞台になるんじゃないでしょうか。古川君も平方君も大野君も、それぞれ三者三様です。ただ、ミュージカルの経験値ということでいくと、大野君が一番薄いので、今、彼は苦しい奈落の淵をさまよっていると思います。初日までにどこまで這い上がるか、自分の千龝楽までにどこまで浮上してくるかが勝負だと思います」
 
引用元:@ぴあ「今週のこの人」

 
宝塚やミュージカル全般についても語られています。
全文を読みたい方は上記メニューからどうぞ♪


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