「てっぺん」
「てっぺん」とは、アナログ時計の針がてっぺん(天辺)の12を指すことから来ている言葉で、深夜0時、24時のことを意味します。
仕事が終わらず、作業を終えるのが深夜0時を過ぎてしまうような場合に、「今日もてっぺん越えかぁ」などというように使われます。。
また、単に長針が12を指すとき、つまりちょうど毎時のことを意味して使われる場合もあります。
数字だけなら、音階のCDEFGABのドイツ語読みが使われたりしますが、
具体的に時間を表す業界用語は、あまり多くはない印象です。
比較的な用い方では、時間が過ぎたり足りなくなることを「押す」、
時間が足りないので急いだり短くしたりすることを「巻く」、
開演などの時間を早めることを「盗む」と言ったりします。
ちなみに、アナログ時計そのものの写真を撮ったり、展示したりするときには
多くの場合、針は「10時10分35秒」辺りを指しています。
これは、見た目のバランスが良いことはもちろん、
針が分散して何本あるかわかりやすいこと、
「てっぺん」の下にあるブランドロゴを隠さないため、などの理由があります。