手品

「手品」(magic)

手品・奇術・魔術・マジック・・・様々な呼び名がありますが、
トリック(仕掛け)をお客様にわからないようにして、
あたかも奇跡のように不思議なことを披露する芸を手品と言います。

手品の発祥は古く、古代エジプト時代とも言われています。
その後、中世のヨーロッパを経て現代に至るわけですが、
当初は宗教儀式などでサプライズな演出として使われていました。
しかし、宗教的な理由により手品は弾圧の対象となり、
魔女狩りなどによって衰退していくのです。
中世ヨーロッパにおいて手品の歴史は、虐待の歴史とも言われている程です。

一方の日本では、
桃山時代頃に手品を興行していた人がいたとの文献が残っています。
そして江戸時代になると、多くの大道芸人が手品を用いていたようです。
日本発祥の手品として有名な水芸も、江戸時代に生まれたと言われています。

現在では、演劇やミュージカルに取り入れられられたり、
大規模なイリュージョン・マジックや、ストーリーのある演劇仕立てのショーなど、
様々な形で私達を楽しませてくれる手品ですが、
その歴史は多くの人の苦労がにじんでいるのですね。

では、最後にクイズです。
12月3日が「奇術(手品)の日」と定められているのですが、
いったいなぜ12月3日が選ばれたのでしょう?


↓答え


12月3日というのは、「ワン(1)ツー(2)スリー(3)」という
手品をするときの決まり文句からきたそうです。
ちなみに同じ理由から、3月21日は催眠術の日です。

「手品」奥付

  • Posted : 2009年2月15日 17:48
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