「建端」(たっぱ)
「立端」(たっぱ)
「建端」とは、建築の世界から来た言葉で、「物の高さ」という意味です。
仮名で「たっぱ」「タッパ」と書いたり、
「建っ端」「立っ端」とも表記しますが、
漢字で「建端」もしくは「立端」書くのが、最も一般的のような感じがします。
お芝居の世界では、大道具などで「その屋体の建端は?」というように使われる他、
身長のことを指して「君、建端はどのくらい?」というような使い方もされます。
背丈を指す「建端」は、一般でも用いられているのではないでしょうか。
「建端」の「端」は、建物(立物)の端からの高さを意味する
「端(妻)」から来ており、
転じて、他の様々な高さを表すときにも使われるようになったという説が有力なようです。
他の説としては、英語の「top」がなまって「たっぱ」となったというものもあります。
ちなみに、お弁当などを入れる「タッパ」は、
高さを表す「たっぱ」とはまったく無関係で、アメリカのTupperware社、
もしくは同社が作るプラスティック容器の商品名から来ています。
こちらは、ポータブルオーディオプレーヤーを
昔は一般に「ウォークマン」と呼んだのと同じ語源ですね。