「ビニテ」（ビニールテープ）
舞台を創るときには、様々なテープを使います。
その中でも、一般家庭にもあることが多いと思われる
「ビニテ」と略されるビニールテープは、
舞台においても数多くの用途で使用されています。
「ビニテ」は、様々な色の付いた2cm幅くらいの物を利用します。
機材や道具を接着するために使うのはもちろん、
バミリという目印のために床などに貼り付けたり、
電気の通ったケーブルを絶縁するために使ったりと、
舞台ならではの用途も存在します。
このようにビニールテープは、大道具・小道具・照明・音響など、
全てのセクションが利用しますので、かなりの使用量となります。
途中で足りなくならないよう、多めに準備することが大切ですね。
また、ほとんどの劇場では劇場施設が傷つくことを避けるため、
粘着が強力なテープ類を貼り付けることを禁止しています。
ビニールテープは許可している劇場が多いと思いますが、
長時間貼りっぱなしにしておいたり、高温状態が続いたりすると、
剥がしづらくなって跡が残ってしまうこともあるのでご注意を。
こちらも、あらかじめ劇場に確認してくださいね。
そして、ビニテでは粘着力が強すぎて困る・・・というときは、
「養生テープ」というテープを使います。
こちらは別欄でご紹介しますね。