「スモーク」(Smoke)
舞台を観ていると、スモーク(煙)を使った演出をしばしば目にしますよね。
最近は「スモークマシーン」という煙を発生させる機械を使っていることが多いのですが、
用途によって様々な種類のものが使われています。
スモークマシンとは、こんな感じの物です。
演劇界では「ロスコ」という名前で呼ばれることもあります。
スモークでみなさんもよくご存じなのは、ドライアイスではないでしょうか。
ドライアイスは二酸化炭素を固化させたものなので、
気化しても空気より重く、舞台上を這うように煙が広がり、
やがてさらに低い客席の方へと流れていきます。
また、登場シーンや場面転換で使われる
勢いよく吹き出してくるスモークも炭酸ガスを利用しており、
これも二酸化炭素でできています。
共に手軽で安全ですが、スモークがすぐに消えてしまう、
若干濡れてしまう、空気よりも重い、などの難点もあります。
そこで、一般の煙のように空間を漂う、モクモクとしたスモークには、
多くの場合オイルでできた専用液を用います。
専用液を用いると、様々な演出のスモークが可能になりますが、
オイルにも様々な種類があり、可燃性の物の場合、
取り扱いに注意が必要なのはもちろん、
消防法により危険物の使用禁止解除申請が必要となります。
他にも、発煙筒や花火のように火薬を用いたものなど、
スモークには数多くの種類があります。
最近は安全で無害な専用液の開発・改良も進んでいるようですし、
用途や会場によって判断し、お客様が安全に楽しめるように
スモークは使い分けられているのです。
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