修羅場

「修羅場」(しゅらば)

激しい戦いの場面を「修羅場」と言い、一般的にも使われていますよね。
この「修羅場」という言葉は、
人形浄瑠璃や歌舞伎、能などの古典芸能において
合戦の場面や、男女の激しいやりとりの場面を
「修羅場」と呼ぶようになったことから、一般的になっていったものです。

語源は、古代インド神話や仏教で、
阿修羅(あしゅら)と帝釈天(たいしゃくてん)が闘う場所を
「修羅場(しゅらじょう)」と言ったことに由来します。
ここから転じて、激しい争いが起こっている場所や場面を表す言葉になったのですね。

自分の身にかかると大変な「修羅場」ですが、
舞台の演目においては数多く使われているところを見ると、
やっぱり人は野次馬精神旺盛ということなのでしょうか。

「修羅場」奥付

  • Posted : 2008年9月14日 19:45
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