「オペラグラス」(opera glasses)
双眼鏡の中でも、観劇用の小型なものを「オペラグラス」と言います。
大きな劇場で俳優の表情などを遠くから見るために使いますね。
文字通り、元々はオペラを鑑賞するために使われた双眼鏡で、
中世ヨーロッパ富裕層で流行して広まったと言われており、
英語でも「opera glasses」で同じ意味を表します。
大劇場で観劇する際、俳優の顔や表情も観たいと思う方は、
余程前の方の席でない限り、オペラグラスは必需品です。
しかし、持参していない場合でも、
ほとんどの大劇場では、オペラグラスのレンタルを行っています。
レンタルのシステムは、オペラグラスを借りるときに貸出料と保証金を払い、
返却時に保証金が帰ってくるスタイルが一般的です。
だいたい、レンタル料は500円〜1000円、
保証料は3,000〜5,000円といった劇場が多いようです。
観劇に使うオペラグラスは、役者の顔の演技を観るという点から考えると、
コンパクトな折りたたみ式に多い3倍ほどの倍率ではちょっと厳しい感じで、
1ランク上の7〜10倍は欲しいところだと思います。
しかしそれでも、持ち運びに便利なコンパクトな物ならば5,000円もあれば購入できますので、
観劇に限らずスポーツ等でも大会場を訪れる機会のある方は、
レンタルを利用するよりも、購入してしまった方が絶対にお得だと思いますよ。
ちなみに、双眼鏡の値段の差というのは、倍率以外に、
レンズの大きさ、微調整ができるか否か、本体ケースやレンズカバーの有無、品質や質感といった辺りにあります。
高額の方が良い物なのは当たり前ですが、あまり細かいことを気にせず、
コストパフォーマンスが良く、持ち運びに便利なタイプをお探しでしたら、
下記の商品辺りが人気があるようです。
Vixen 双眼鏡 8倍 |
OLYMPUS 双眼鏡 10倍 |