宝塚歌劇団の組長

宝塚歌劇団の「組長」

宝塚における「組長」とは、組をまとめるリーダーのことです。

宝塚歌劇の各組の生徒は、組長(くみちょう)・副組長・組子(くみこ)に分けられます。
組長は、最上級生が劇団から任命されることが多く、
副組長は、組長の代理や補佐を行い、
それ以外の生徒のことを組子と呼んでいます。

組長の役割の一つに、式典や音楽学校入学式などの公式の場で挨拶をしたり、
公演などでMCを務めたりするということがあります。
ですから、例えば退団者を一人ずつ紹介するのも組長の役目です。
また、組をまとめるためにも公私にわたり組子の相談にのったりしますので、
組子にとってみると、姉であり、母のような存在でもあります。

一般に、宝塚歌劇団の顔と言えるトップスター
組の中でもトップの存在だと思われがちだと思いますが、
たとえトップスターであっても組子の一人。
リーダーである組長の存在・力があってこその組なのです。

なお、組長は上級生が務めることが多いためトップスターほど入れ替わりが激しくなく、
例えば2010年現在、雪組の組長である飛鳥裕は1998年から、
花組の夏美よう、星組の英真なおきは2000年から、組長を務めています。

「宝塚歌劇団の組長」奥付

  • Posted : 2010年9月15日 19:22
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