「大道具」(おおどうぐ)
「小道具」(こどうぐ)
共に舞台装置を指す言葉ですが、
転じて、最近はテレビなど映像の世界でも使われていますね。
また、道具を製作・設置する「人(裏方)」のことを指す場合もあります。
「人」のことは「小道具方(こどうぐかた)」または「小道具師」のように
呼ぶのが本来正しい言葉なのですが、最近は「小道具さん」という感じで
省略して呼ぶ方が一般的な感じですね。
大道具は、舞台上に組み立てられた屋体や書き割りなど
大掛かりなセットを指す言葉で、
主に季節や場所などを現す道具が多くなっています。
樹木・街灯などの置き道具や、ドロップなどの幕関係も大道具です。
小道具は、大道具以外の細々した物、道具や器具を指す言葉です。
家具・細かい飾り道具・こわれ物などが小道具です。
大道具と小道具の境界線に細かい括りはないのですが、
小道具は「俳優が手にする物」、大道具は「俳優が手にしない物」
という視点で見てもらえれば、観劇の際はわかりやすいかと思います。
区別しやすい分別法としては、引っ越すときに持って行けるものが小道具、
持って行かない物が大道具、というものがあります。
例えば、小物を入れる棚は持ち運べるので小道具ですが、
家に備え付けの棚は持ち運ばないので大道具、といった感じです。
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