「書き下ろし」(かきおろし)
小説や脚本を新しくことを表す「書き下ろし」。
演劇や映画でも同じように用いられ、
上演や上映する作品のために新しく脚本を書くこと、
または新たに執筆された脚本を、初めて上演するときに使います。
たいていの場合は前者の場合に用いられるもので、
再演の多い劇団等では「新作」という言葉と共に使われることが多いですね。
また、有名な脚本家に依頼した場合には、
「誰々の書き下ろし作品!」と謳うことで集客にも繋がりますので、
制作サイドにとって重要な宣伝文句になります。
さて、舞台における「書き下ろし作品」ですが、
何せ誰も見たことがないのはもちろん、上演する方も初めてのわけですから、
観劇に出かけるのは少々ギャンブルになりますよね。
ですから演劇ファンには「再演派」と「初演派」がいると言われます。
好評を博して改めて上演される「再演」と出演者側にも緊張感漂う「初演」。
みなさんはどちらがお好みでしょうか?