宝塚歌劇団の「羽根」(はね)
タカラジェンヌが羽根を着け、舞台にずら〜っと並んでいる・・・
舞台写真やハイライト映像などでよく見かけるこのシーンは、
宝塚のショーやレビューのフィナーレです。
宝塚歌劇団の特徴のひとつと言える羽根は、
オーストリッチ(ostrich=ダチョウの羽)を使用しています。
全てのタカラジェンヌが背負っているのですが
主役に近づくにつれて羽根の大きさも大きくなり、
男役トップになると、その重さは15kg程もあるそうです。
普通の女性なら、立っているだけでも大変ですね。
また、公演によってはフィナーレに羽根が登場しない場合もあります。
宝塚歌劇団の公演は通常、作品とショー(レビュー)の二部構成なのですが、
「ベルサイユのばら」や「風と共に去りぬ」などの大作の場合は
ショーがなく、作品だけが上演されるものもあります。
その場合、タカラジェンヌは羽根を背負わず、
役の衣装のままフィナーレに登場しますので、
舞台で登場する羽根を観てみたいと思われる方は、
ショーがある公演を選んで観劇してみてくださいね。