女子技芸員・女子演技者

「女子技芸員」(じょしぎげいいん)
「女子演技者」(じょしえんぎしゃ)

宝塚歌劇団への登竜門となる宝塚音楽学校を卒業すると、
同じ日に行われる宝塚歌劇団入団式に出席します。
そして、そこで阪急電鉄株式会社から「女子技芸員」という辞令を受け取ると
やっと宝塚歌劇団の一員となり、舞台に立つことができるのです。
宝塚歌劇団は阪急電鉄の直轄組織ですので、
歌劇団の生徒は阪急電鉄の社員となるわけですね。

その後、7年目(研7)を終えた生徒は、一度全員退団します。
そして新たに「女子演技者」として、歌劇団とタレント契約を結ぶことになり、
主に一年ごとに契約を更新していくようです。
研7というと、生徒は24〜27歳ぐらいになりますので、
生徒にとっても将来を考える時期になるのかもしれませんね。

因みに「技芸」とは「芸能」と同じような意味の言葉で、
本来は「伎芸」と表記します。
技芸員という言葉は、同じ歌劇団のOSK歌劇団でも用いられているほか、
文楽でも大夫・三味線・人形遣いの人たちを同じように呼びます。
伝統芸能である文楽と、レビューを始め多くの洋物を上演している歌劇団が
同じ言葉を使っているのは不思議な感じがしますね。

「女子技芸員・女子演技者」奥付

  • Posted : 2008年6月23日 01:50
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