「エンド・ステージ」(end stage)
エンド・ステージ(end stage)とは、オープン形式のステージの1つで、
長方形の空間においてステージと客席が向かい合う形の劇場です。
非常に一般的な形のステージ形式で、
例えば、学校の教室を想像してもらえばわかりやすいかと思います。
教壇が舞台で、生徒が座っているのが客席という感じですね。
エンド・ステージは1つの空間に舞台と客席が収まっている上、
舞台を壁で囲むことができるので、音響効果を良くしやすい形式と言えます。
音楽のライブハウスが、ほとんどこのステージ形式なのは
おそらくこのためではないでしょうか。
見方によっては、エンド・ステージはプロセニアム・ステージから
額縁(アーチ)を取り除いた形とも言えます。
しかしエンド・ステージは、舞台と客席を明確に区切らず、
「両方が1つの空間にある」劇場を指すものです。
そのため、エンド・ステージに対応している劇場は、
他のオープン・ステージの舞台形式に変動できることが多いようです。
オープン・ステージの形式には、このエンド・ステージ以外に
「アリーナ」「スラスト(張出舞台)」「センター」などがあります。