「コロシアム」(colosseum)(coliseum)
現在では、サッカーやラグビーなど、球技場の名称に使うことが多く、
「競技場」と訳される「コロシアム」ですが、
元々は古代ローマ帝政時代に作られた円形劇場の名前が由来となります。
今でもイタリアのローマに遺跡が残る「コロシアム」は、
西暦80年、今から1,900年以上も前に立てられたにも関わらず、
収容観客数が約5万人という巨大な建築物で、
演劇用の劇場ではなく、本来は闘技場として建築されたもののようです。
この古代ローマの円形劇場を日本では、
「演技場」「競技場」と翻訳されていることが多いと思います。
当時は当然照明がありませんので天井はないものの、
日よけ用に布をはる設備が備えられており、
お客様のことを考えた会場作りという視点は、今も昔も変わらないのがわかりますね。
元々、ラテン語の「コロッセウム(colosseum)」。
それが英語でもそのまま古代ローマの劇場を指す言葉となり、
そこから円形の劇場・演技場・競技場などを表す
「コロシアム(coliseum)」という言葉が生まれ、
やがて日本でも使われるようになったのでしょうね。