「オーディトリアム」(auditorium)
オーディトリアムとは、劇場の観客席、講堂や公会堂の観衆席や聴衆席など、
多くの観衆や聴衆が集まる屋内の空間を意味する英語です。
演劇や映画で考えると、劇場や映画館などで受付を通って施設内に入ると、
ロビーやクローク、売店、最近だと喫煙室などがある、
いわゆるエントランス・ホールがありますよね。
そこからさらに進み、多くの場合ドアを通ると、
舞台やスクリーンがあり、作品を鑑賞する空間に到着します。
この客席があるスペースがオーディトリアムです。
このオーディトリアムはラテン語の「auditorium」という言葉が語源で、
教会における会衆席をも意味する他、
アメリカでは単に大きな会場やホールを指しても使われています。
日本においては、「オーディトリアム」という言葉は、あまり馴染みのないものかもしれませんが、
「エントランス・ホール」同様、該当する適当な日本語が存在しないため、
必要に迫られた場合、英語がそのまま使用されている感じなのではないでしょうか。