既存の演劇、映画でえられないテイスト、オリジナリティを基本に未来を創造すべく、22世紀プロジェクトを始動します。脚本20作品の6作目。
文豪夏目漱石の素顔は、ユーモアにみち、生粋の江戸っ子でかんしゃくもちの一面がありました。
デビュー作である「吾輩が猫である」をベースに漱石と家族のプライベートな観点から描いた脚本です。吾輩が(猫人間)ナレーションで物語を進め、吾輩は猫である誕生、漱石が坊ちゃんとなり、現実と物語が交差したり、イギリス留学での苦労、芥川龍之介など後輩作家との交流を描いた作品です。
著者名 | 神尾直人 | |
所属 | 22世紀プロジェクト | |
初演 | – | |
上演時間 | 2時間 | |
スタイル | ストレート | |
ジャンル | 人間ドラマ/コメディ | |
登場人物 | 17人~ 夏目漱石 主人公 40代 夏目鏡子 漱石の妻 40代 我輩 漱石の猫。小説誕生記念に、政宗という名前になる。40代 正岡子規 漱石の親友 30代 坊ちゃん 漱石の小説のキャラクター 漱石が2役 緑川 アサシ新聞編集者 20代 イギリス人たち 20代数人 精神科医 イギリス人 40代 クロ 近所で一番強いおす猫 がってん型の車屋の飼い猫 40代 夏目家の子供たち 筆子 5歳 赤シャツ 坊ちゃんの登場人物 陰湿な教頭 (緑川 二役) 山嵐 正義感の強い性格で生徒に人望がある。名字は堀田。友人 30代 うらなり お人よしで消極的。延岡に転属。名字は古賀。(正岡 二役) 松山高校 生徒たち 坊ちゃんに嫌がらせをする。「ぞなもし」族 マドンナ うらなりの婚約者だった令嬢。(鏡子のニ役) モサダ 架空人物。赤シャツと談合する商人。50代 木曜会 内田百閒、芥川龍之介、寺田寅彦 各20代 |
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読書方法 | 電子書籍で個別販売 著作物保護のため作品の一部を掲載しています。 (isbn取得、アマゾンなどで電子書籍として販売いたします。販売重視ではなく、認知度(上演回数)重視をしておりますので、是非とも上演をご検討くださいませ。) |
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上演方法 | ・ポスターなどの広告物に作者名を掲載してください。 ・上演の際は、ご連絡ください。上演費用は形式上いただくと思います。 ・ご要望があれば演出、監修を担当させていただきますので、お気軽にお声がけください。 |
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構成 | 第一章 我輩が猫である 漱石をとりまく人物の登場。処女作完成 夏目夫妻の関係性、べったり編集者 騒がしい子供たち
第二章 坊ちゃん 遡ること10年前 松山高校で英語を教える。正岡子規との交流。日清。赤シャツ、山嵐、マドンナ、漱石の誕生。松山高校でのストレスフルな教師生活。鏡子との結婚。漱石は夢と現実が錯綜する。劇中劇、漱石は坊ちゃん、マドンナは鏡子になっている。 第三章 イギリスなんか大嫌い イギリス留学。西洋文化、差別との戦い。我輩天に召されて、天国からナレート。うつ病研究対象物にされる。ただ一つ英国で漱石が興味を示したのはシェイクスピア演劇だった。激しい神経痛もシェイクスピアを演じることで癒される。 第四章 夏目大先生 多作、子供もたくさん。三四郎、それから、門などを次々と発表。やっときた波、人生最高潮。木曜会。芥川君と意気投合。日ごろの心労をねぎらって、漱石のために木曜会の面子が歌舞伎役者を呼んで自宅で勧進帳を催す。 |
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あらすじ | 文豪夏目漱石、現代人に長く“千円札の人“として親しまれた漱石のイメージはどんなものだろう。柔和なインテリ、上品で緻密な文体、天然素材の魅力にあふれた個性的な主人公たち。 しかし、素顔の夏目漱石は、江戸っ子気質の癇癪もちであった。教師職も、イギリス留学も、肌に合わずストレスで、胃潰瘍が持病であった。後年にこそ、則天去私の境地に達観したものの、漱石の人生は案外、破天荒なのである。 我輩は猫である。名前はまだない。この猫のナレーションによって、漱石の家庭、ぼっちゃん、こころ、などの文学作品の誕生秘話、木曜会、イギリス留学、正岡子規との友情関係など、素顔の夏目漱石をユーモラスに描く。 |
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