タイトル『’s Fin.』は「フィン」と読みます。現代の大学生やモラトリアム世代に響くよう、等身大で考える生き方をテーマに書かれた作品です。群像劇的な構成であり、一見キャラクター性にあふれる登場人物たちは、その内面を堅実に考えるほど味が出て、演じがいのある劇になるだろうと思います。
著者名 | 畔奈りき | |
所属 | – | |
初演 | 上演団体:「Last session2021」(岡山大学演劇部2021年度卒部生ユニット) 年月日:2022年2月25~26日 会場:岡山県天神山文化プラザ1階ホール |
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上演時間 | 110分 | |
スタイル | ストレート | |
ジャンル | ファンタジー | |
登場人物 | 13人(女6人、男7人) | |
場所、時代、対象、言葉など特記事項 | 音響卓・照明卓を舞台上に設置して操作することを前提に書かれています。実際やってみたところ、楽しいですが大変でしたので、卓を舞台に上げるかどうかは各上演時のご都合にあわせて検討していただければと思います。「魂観測器」を表す舞台装置があれば、卓でなくとも上演に支障ありません。 | |
読書方法 | 公開しています | |
上演方法 | 作者にお問い合わせください。 | |
あらすじ | 「魂」というものが、生物の命の核として、実在すると証明された時代。 「人魚実在可能性研究所」に、二人の女の子がやってきた。一人は、「人魚になりたい」という新人研究員・アコヤ。もう一人は、「人間になりたい」という自称人魚・碧(みどり)。入れ替わりのように、研究員の一人が行方をくらました。 所変わって海の底、人魚姫が作った人魚の「楽園」では、「魂を失くした人間たち」が、歌い踊って暮らしていた。 二つの密接に関わり合う世界を同時並行で描きながら、人魚とは何か、人魚になるとはどういうことなのかという謎を考える形で、作品を通して、観客に次のように問いかける。 魂とは何か、自分の意思で生きるって、なんでこんなに難しいの? |
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