場所、時間、時代背景、上演時間は自由。
登場人物は2人。男女の組み合わせが理想だが、男同士、女同士でも構わない。
登場人物1 「あいしてる」
登場人物2 「あいしてる」
これを一組として最低3回は繰り返すこと。その場合序破急になるよう工夫が欲しい。
長く演じる場合はセリフのニュアンスを微妙に変えること。スタートはあっさりとしたものが望ましい。
中間部では激しい「あいしてる」の応酬が必要。ラストはハッピーエンドでも物別れに終わっても構わない。
何らかのドラマが観客に見えるよう配慮して貰いたい。
登場人物は「あいしてる」以外のセリフを発してはならない。
ただし「あいしてる」を意味する外国語、
(英語では「I Love You」、中国語では「ウォー・アイ・ニイ」、韓国語では「サランヘヨ」)
鼻歌、スキャット、ヴォカリーズ、体を叩く音、足踏みなどは認める。
歌をうたう時は、歌詞に「あいしてる」という言葉がある場合は、それのみを発すること。
外国語で「あいしてる」という意味の言葉を発することは許される。
(例えば尾崎豊の「I Love You」では冒頭の”I Love You”と
中間部の”何度も愛してるってきくおまえは”の”愛してる”の部分だけセリフとして発することが出来る)。
後の部分は鼻歌やヴォカリーズで通すこと。
「あいしてる」という言葉がない歌は全編鼻歌かヴォカリーズで通すこと。
楽器演奏などは可。BGMは歌詞やセリフがないもののみ可。
掛詞は是非やって下さい。
「あいしてる」という言葉に含まれる音ならば部分的に何度発しても構わない。
「あい」だけを繰り返してもいいし、「てる」だけを反復してもいい。
観客にわかるよう文字を書くことは認める。
ただし「あいしてる」という音を崩してはならない。
「愛してる」、「アイしてる」、「Iしてる」、「愛死てる」などはOK。
外国語での表記(”I Love You”、”I Love It”など)は可。
万葉仮名(「亜以志手留」など)の使用も認める。
ローマ字表記も可。
小道具は何を使っても構わない。
ただ演じ手や観客に害を与えるもの(精神的苦痛を含む)の使用は認めない。