この作品は昭和20年代後半から昭和30年代前半の日本をイメージして書いたもので、昭和レトロな雰囲気のあるものに仕上がっていると思います。
著者名 | 少年ユキオ | |
所属 | – | |
初演 | – | |
上演時間 | 60分程度 | |
スタイル | ストレート | |
ジャンル | コメディ/人間ドラマ/不条理 | |
登場人物 | 10名 | |
読書方法 | 公開しています | |
上演方法 | お問い合わせください | |
あらすじ | 古びた駅舎、雨が降り続いている。一人のセールスマンがやって来る。セールスマンは家族の元へ帰るため汽車の切符を買い求めるが、駅には誰もいない。ようやく見つけた駅員は自分が駅員であることをなかなか認めようとはしない。それでもなんとか切符を買うことが出来たのであるが、駅長からその切符が偽物であること,汽車は長雨の影響で暫く来ないことを知らされる。駅長は大金を持つセールスマンに、最近セールスマンを狙った強盗事件が多発しているから気を付けるよう注意を促す。落胆するセールスマンの元に十四五歳の少女が現れる。少女はセールスマンのことを幼い頃に失踪した父親であると思い込む。困惑するセールスマンであるが、自分もまた暫く会えてない娘の面影を少女に重ねる。成り行きで少女ととその母親に関わってしまったセールスマンは、少女の父親が残した飲み屋の借金を立て替えることになる。飲み屋の女将からこの親子に関わらない方がいいと忠告を受けたセールスマンであるが、少女が父親の残した借金の為に、ある大金持ちの愛人にされそうになるとその借金も肩代わりしてしまう。しかし母親からは、娘の将来のためには金持ちの愛人になった方がよかったと逆に不興をかう。有り金のほとんどを失ってしまったセールスマンは、このまま家族の元へ帰っても受け入れてはもらえないと思い悩む。そんなセールスマンのもとに同業の男が現れる。男は過去に自らの借金を家族に押し付けて家を出てしまった身であるが、今は仕事に成功して大金を持っている。セールスマンは馴れ馴れしく話しかけてくる男に、同業者としての親しみを感じると同時に男の成功を羨む。そして、次第に親しみは反感に代わり、男の過去を非難し、ついには男を殺害して金を奪う。 | |
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